そろそろ蕎麦が実を付ける頃となった。我が家の蕎麦畑の蕎麦も発育は悪いが、それなりに実を付けている。果たして今年の収穫はどうなるか？
それはともかくいよいよ新蕎麦の季節だ。待ちきれなくなったか、今晩Ｋさんが遊びにやって来て、新蕎麦が出たかどうか尋ねられた。北海道産は既に出ているが、信州産はまだみたいと答えておいた。事実取引先からはまだ北海道産以外新蕎麦の案内は無い。だが待ちきれないＫさんは3連休の私の都合を聞いて、蕎麦を打たないかと言う。どうやら蕎麦好きにとっては、この時期何が何でも蕎麦を食べないと、収まりが付かないようだ。
しょうがない。打つとするか。まあ以前よりは少しは蕎麦を打つ腕は上達したが、本職のお蕎麦やさんのようには中々繋がらないのが残念である。味は負けてはいないと思うんだけどねえ・・・・・。見たところも大事ですからね。ただ繋がるからと言って布海苔なんぞをたっぷり入れた蕎麦は打ちたくない。ところてんじゃ有るまいし、喉越しの良い蕎麦なんて・・・・・。大体布海苔がたっぷり入った蕎麦はちっとも風味が良くない。おまけに腹にもたれる。
何年か前に岩手県一関市駅前の某蕎麦屋でわんこそばを食べた時の蕎麦はひどかった。蕎麦と言うよりもはや素麺である。つゆが蕎麦つゆなだけだ。まあこれと似たような蕎麦屋はそこら中に有る。本物を作るお店が少なくなったのは残念だ。まあ確かに繋ぎに山芋を使おうが、布海苔を使おうが構わないんだけど、入れる割合が問題ですな。私は純粋に蕎麦粉と小麦粉だけを使った蕎麦が好きである。そして繋ぎは少なければ少ない程結構なのであるが、何故か二八蕎麦と謳っているお店でも、これ本当に二八蕎麦と疑うくらいそば粉の割合が少ないところが有る。まあこちらは混ぜるところを見ていないし、この店はちゃんと看板通りの割合で打っているかなんて査察は入らないだろうから、どうしようもないんだけどね。でも食べてみれば何となく分かる。
毎回お蕎麦やさんに入る時は期待を持って入るのだが、大抵は余り満足感が無い。そして蕎麦のお値段はラーメンに比べると何にも入ってない割に高いから、尚更失望感が強い。ああ、本当に美味しいお蕎麦が食べたいですね。今の所、味と量の両方を満喫させてくれるお店は周辺に無いので自分で打っている次第です。ただやっぱり繋がってないから美味しそうに見えないんだよねえ。もっともこれで繋がるようならお店が開けるけどね、アハハ。ああ、早く新蕎麦が出ないかなあ。
