すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

転んでもただでは・・・・・・

 天気予報が良かったから予定通り今年最期の山登りに出かけた。メンバーはいつものお散歩倶楽部のメンバーで私とUさん、、Mさん親子。行き先は榛名山の相馬山だ。ここで注意しておきたい点は榛名山という単独の山は存在しないと言うことだ。最高峰の掃部ヶ岳や榛名富士、二ッ岳、水沢山など榛名湖を取り巻く幾つかの山を総称したものである。今日登る相馬山もそのうちの一つで榛名連峰の中ではNO.2の高さを誇る。

 朝は曇っていた空も次第に晴れてきた。この分だと今日は気持ちの良い山歩きが出来そうだ。多分紅葉は終わっているだろうが、落葉しているので反って周囲の景色がよく見えるかも知れない。と、群馬県に抜けるまではそう思っていたのだが・・・・・・。

 国境の長いトンエルを抜けると空はドヨ〜ンだった。あらー、さっきまでの日差しは何処へ消えたのだ?なんの、天気予報はいいんだ。きっとこれから良くなるさと、このときは思い込んでいた。ところが・・・・。
現地が近づくにつれてガスが漂い始め、標高が高くなるにつれてガス雨も降ってきた。えー、そ、そんなあ!

登山口近くの駐車場。結局ガス雨降る中を出発することとなった。

 道は良く整備されていて最初は木の階段で始まる。
既に森は落葉している。キノコ様は無いかな〜。

 あーあ、晴れてさえいれば榛名湖からそそり立つ美しい日馬富士、いや違った榛名富士の姿が見られたのに・・・・。ま、オイラは何度も見ているから別にいいんだけどね。この山は1時間20分程で登ることの出来る初級者の山だが、侮ってはいけませんぞ。最初は緩やかな勾配だが、途中の赤い鳥居を潜ってから俄に急登となる。おまけに鎖場や長い梯子も有る。やっぱり信仰や修験道の山なんでしょうね。だから鳥居や石碑があちこちに有る。

こ〜んな長い梯子も有る。まあちゃんと捕まって登れば
大したことは無いんだけど、油断は禁物です。

頂上もガスの中。石像や石碑があちこちに建っている。
こんな天気が悪い日でもこの山は人気があるらしく
後から後から登山客がやって来た。

 頂上でお昼を食べてる間にお天気が回復してくれることを祈ったが、その願いもむなしく、相変わらずガスは晴れなかった。いや寧ろ段々雨が強くなってきたような気さえする。まあこんな事も有るでしょう。気象庁をお恨み申し上げます。冷えた体には温泉が一番。榛名湖が眼前に見える榛名湖温泉「レークサイドゆうすげ」で汗を流す。いや〜、暖まりました。

 さて時間が余ったので同行のMさんが榛名山神社に行かないかと言う。聞けばこの近くだと言うから行かない手は無い。時刻はまだ午後2時半。十分に時間はある。今日はお天気が悪いし、紅葉も終わっているから、そんなに混んではいないかも知れない。

 車はまるですり鉢の底を目指すかのように下って行く。途中で「男根岩」と書かれた奇岩を見て皆「オオ〜、チンポコ岩」と歓声を上げる。どうやら子宝を授かる御利益大の有難〜い岩のようですな。

 さて目的地は混んで無いどころか車の置き場にさえ困る程の盛況ぶりだった。やっぱり三連休の観光地ですな。
神社は鬱蒼とした杉の巨木と奇岩、巨岩にくっつくようにして建てられたお堂などが散在している。う〜ん、凄い。昔の人は良くこんなものを建てたものですな。

さて榛名山神社にお参りしてこよう。先にお参りしてたら
天気が良くなったかもね。

どういう訳か七福神の像があちこちに配置されていた。
これは恵比寿。

奇岩、巨岩に寄り添うようにして建つお堂。

 雨でな〜んにも見えなかったお山とは違ってこちらは結構楽しめました。まさに転んでもただでは起きません。終わりよければ全て良し。今回も楽しい山行でした。