すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

外を散歩すると

 啓蟄は何も虫だけではなく、人間様にも当てはまるようだ。朝からさんさんと陽光が降り注ぐお天気になったので、散歩に出かけることにした。体育館で同じ所をぐるぐる回ったりしているよりずっと良い。走っている人とや歩いている人と接触する心配もないし、気分も明るくなる。

 今回は散歩と言うより競歩に近いスピードで歩く予定だ。10kmを1k辺り10分程度で歩くつもりなのだが、果たしてどうなるか?何せこのところの運動不足が祟っているから、途中で疲れてスピードが落ちるかも知れない。走りを入れればいくらでも時間を縮めることは可能だが、それでは歩きに徹する意味がない。

 以前よく走っていたコースを歩くことにした。それにしても歩くのがもどかしい。走ればすぐに到達するポイントまでなかなか着かない。4k程行ったところで向こうから誰か走ってくる。あ、ランナー仲間のTさんだ。毎日一所懸命だなあ。このひとは年を取ってから速くなった人だ。時間がとれるようになって練習時間が増えたこともあろうが、何よりその熱心さが向上の原因だろう。故障もないらしくばりばり練習できるのが羨ましい。

 坂へ来ると腰に痛みが来る。これだからまだ走りは出来ないんだよね。もう長い距離を走るのは無理なのかなあ。7k辺りで今度はSさんが後ろからやって来た。この人は40歳過ぎから走りを始めたが、70近くになる今でも毎年フルマラソンに出ている強者だ。この人の凄いのはずーっと継続してやって来ていることだ。その不断の努力が今もランナーたらしめているのだろう。私なんか大いに見習わなくてはならない存在なのだ。

 ついで今度は私の方に向かってやって来たのはNさんだ。この人は私より遙かに年長なのだが、今以て健脚だ。彼の50代、60代の時の走りは強烈で全然年齢を感じさせないものだった。それにしても今日は昔のランナー仲間に良く会う日だなあ。やっぱり春になると皆外へ出たくなるんだね。これは雪国ならではだな。

 その他私と同じようにあちこち散歩している人に出会う。まだ雪消えしたばかりだから、花は咲いてないが早くお目にかかりたいものだ。家に着く手前の坂で右足の上がりが悪くなる。腰も痛い。やっぱり腰から全て来ているのだろうか?何せ私は仕事が原因で背骨が一部出て、昔より2cmも背が縮まっているからなあ。ここが最後のがんばり処だね。

 はい、ゴールインしました。所用時間は1時間33分。まあ目標通り歩けました。これがほんとの競歩選手ならおそらく50分程度で歩くのだろう。いやもっと早いかな。ともかくそんなに疲れないでゴールインできたことは収穫でした。こうやって足馴らしをしていけば、先行き走れるようになるかも知れません。まあ淡い期待かも知れませんが、かすかな希望を持ってまた頑張るぞー!