すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

久しぶりの米山登山

 Uさんから急に「米山に行かない?」と誘われた。昨日はたまたま空いていたので即OK。そういえば米山は地元の山にも拘わらずここのところほとんど登っていない。今回登る大平コースはいつも雪の有る時にしか登っていないので、この時期は高校の時以来登っていない。

 車窓から米山を見ると雲がかかって見えない。ひょっとして雨が降っているのかも?でも天気予報は悪くは無いのだが・・・・。
登山口につくと平日にも拘わらず車が沢山有った。閑人てのは一杯いるんだねえ。(笑)

駐車場は既に結構な台数が有った

最初は鬱蒼とした杉林を行く

杉林を抜け、一旦林道へ出る。するとまた山道へ入るところが有るので、そこへ入るとまた林道へ出た。そこにも駐車スペースが有って既に2台駐車している。アチャー、ここまでは入れたのね。損したあ〜。

ここまで車は入れた。結局ここが登山口と言うことになる

頂上までの距離を示す標識が至る所に下げられている。

 それにしても暑い。湿度が異常に高いような気がする。私は汗をかかない方なのだが、その私が玉の汗だ。おまけに樹林帯で風がこないから、余計に暑い。そして道は最初から急登で有る。米山は三百名山で民謡三階節に歌われている信仰の山でもある。日本三大薬師の一つが祀られている。まあ、それはともかく、この米山は海のすぐ側にあるから標高993mと言えど、ほとんど0mから登るようなものだ。おそらく標高差は900mは有るだろう。だから急登続きというのも肯ける。

急登で〜す

 噴き出す汗を拭いながら1時間ほど歩くと通称セブン・イレブンと呼ばれる711m峰に到達した。ここは一つのピークである。

ここは広く休憩するには絶好である。ベンチも設置されているが
残念ながらガスで周囲の視界は全く利かない。

 ここからは一旦鞍部へ下る。痩せ尾根のせいか、ここは風が吹いていて心地よかった。標高も上がりガスもかかっているので、ようやく暑さから逃れられた。さて、鞍部に到達し、またここから急登続きである。せめて花でもあちこちに有ってくれれば苦しさも忘れられるのだが、残念ながら見かけた花は数えるほどだった。

出会った花。

ヤマボウシ

ガクアジサイ

ウツボグサ

コース中に有るガンバレ岩の地点にきた。もうちょっとで頂上だからあきらめずに頑張れと言うことなのだろう。初めて米山に登る人にとっては有り難い応援の岩で有る。

文字は新しく書き直されていた

 さらに上に行くとブナの木が道を塞いでいる。よく見ると木に札がぶら下げられていてこの木は雪に押されてこんなに傾きましたが、まだ葉を繁らせて生きていますので、踏みつけずに跨いでくださいという旨が書かれてあった。自然を大事にする優しい心遣いですね。

傾いてもなおまだ生きているど根性ブナ。みなさん、踏みつけないでね。

シラ場と呼ばれる地点に到着。Pら場ではない。(笑)

シラ場説明

「しら」とは「戒」を意味する仏教用語で、仏教に帰依した者が守るべき行いの規則を言う。従ってこの場合「シラ場」とは「戒めを受ける場所」の意でこの場合女人禁制という規則(戒)を受ける場所ということになる、ってな事が書かれてあった。まあ昨年登った八海山も同じで女性は月のものが有るから、昔は不浄なものとされていたんでしょうな。

 さて漸く頂上に着きました。出発してからおよそ2時間。まあ大体こんなもんでしょ。だいぶ体力が落ちたから、昔のようにすいすい登るという訳には行かない。ガスは依然としてかかっていて周囲の展望は全くない。何度も登っている山だから、別に見なくてもいいんだけど、やはり晴れていてくれた方が嬉しい。

頂上に有る米山薬師堂

頂上標識

柏崎市、旧柿崎町が共同で建てた立派な頂上小屋。
無人ではあるが冬期も宿泊出来る。

 昼食を摂り、帰りはゆっくりと下山する。下へ降りてきたらまた暑さがぶり返してきていた。家に帰るや否やすぐさまシャワーを浴びたのは言うまでも無い。