すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

マランド楽団コンサート(長くてすみません。)

 Mさんから上越市で開催されるマランド楽団のコンサートのチケットを戴いたので、有り難く聴きに行くことにした。6時半開場、7時開演だったのでまずは腹拵えと言うことで国道沿いのラーメン屋さんに入ったのだが・・・・。

 入ると皆店員さんは若いし、お揃いのTシャツを着ている。あ?これは失敗したかなと思ったが、今更出るに出られず食券を買ってカウンターの席に着いた。女の子の店員さんがラーメンの仕様?を訊いてきたが、そんなに種類が有るの?食券の通りで良いと思ったから、普通で良いと答えておいた。ただし余りしょっぱくしないようにと注文した。

 だが出されたラーメンはいかにもしょっぱそう。試しに飲んでみる。ああ、やっぱりしょっぱいよ。仕様なんか訊かないでいいから、ちゃんとお客の言うことを聞いてよね。おまけに麺がぜ〜んぜん旨くないと来たもんだ。ぬるっとしているのに変に粉っぽい感じがする。そして切れ切れの麺だ。あー、旨くねえ!久しぶりに不味いラーメンを食べた。これじゃカップラーメンの方がよっぽど旨いよ。ここの店員全員味バカか?これで良くお店を構えていられるもんだ。まあ、チェーン店には良く有りがちな事なんだけどね。あー、これからイイ音楽を聴こうってのにさい先が悪い。

 さて会場は全席指定なので慌てる必要は無いが、開場時間になるとしっかり場所を確かめて席に着いた。会場の上越文化会館は何年ぶりになるだろうか?確かこの前はキャスリーン・バトルを聴きに来た時だから、20年近くも前になるだろうか?舞台の袖に置かれたスピーカーは以前のアルテックA5とは違っていたが、何となくいい音を出してくれそうだ。またここは列の各席の段差が大きいので前の人の頭が邪魔にならず、非常に開放感がある。足下もうちの柏崎の文化会館よりもゆったりしている。これならエコノミー症候群にならなくて済みそうだ。欲を言えば両脇にもう少しゆとりが欲しいところだが、ま、最新の建物では無いので致し方の無いところだろう。

 さて演奏が始まった。舞台を見るとたったの6人。あれ、マランド楽団てこんなに少ないの?だが1曲演るとヴォーカルとトランペットが出てくる。そうでしょう、まだもっと出て来ていい筈だが・・・・。だが結局演奏者は歌手を含めてたったの8人。う〜ん、これはまあ多分日本向けにメンバーを厳選してきたんでしょうなと勝手に解釈する。これはこう言った老舗バンドには良くあることで、普段は何人か主要メンバーが数人いるだけで、人数を増やしたい時だけ募集をかけるという手だ。この楽団も今のバンマスで3代目と言うから先代が残した遺産(実績)で食って行ってるんでしょうね。まあ言ってみればグレン・ミラー楽団などと同じ事ですね。別に真新しいことはやらなくても懐かしさでそこそこファンは来てくれる。と言う訳で本日も会場は年配の方が大勢見えています。(笑)

 演奏曲目はお馴染みのラテンナンバーばかり。「オレ・グアパ」「おいしい水」「シェリトリンド」「キサス・キサス・キサス」「ラ・クンパルシータ」「マンボNO.5」「キエン・セラ」等々。日本のお客さん向けのサービスとして「川の流れのように」や「ふるさと」もやってくれましたよ。マランド本人が言ってた様に大分怪しかったけど。(笑)

 中心的な役割をしていたのがアコーディオンとヴァイオリンの二人。プログラムに演奏者の名前が書いてなかったのが残念だけどYou Tubeでもやはりこの二人の露出度が高いところを見ると、この楽団の要みたい。目新しくは無い演奏だが、知っている曲ばかりなのである意味安心感があるし、演奏技術もいい。何より生演奏だから音がいい。音に力がある。この会場の音響装置がいいのか、会場そのものの設計がいいのかは分からないが、スピーカーが変わってもいい音が聞けたのは嬉しい。

 さて演奏ばかりではありませんよ。ラテン音楽、ましてやマランド楽団だから当然ダンスが入ります。男女二組の若いダンサーが露出度の高い服を着て舞台の所狭しと踊るので、オジサンには堪りませんな。(このスケベジジイ!)いや〜、2時間ほどの演奏と踊り、いい耳と目の保養になりました。こうなるとこの音を自宅で聞きたくなる。で、私にしては珍しく虎の子3,500円はたいてCDを購入しました。リーダーのダニー・マランド、ヴォーカルの女の子、ヴァイオリン奏者の男性と3人のサイン入りですぞ。

 んで家に帰宅するや否や聴いてみると音が悪いのにガックリ。どうして最近の録音技術者は下手なんだろうね。まあ、元々CDには期待してないけど・・・。やっぱり生の感動を大事に心に刻んでおくのがよろしいようで。

オイラとしては珍しく張り込んで2枚組のCDを買ったのに
音がイマイチなのは残念でした。まあサイン入りだから良しとするか。

ついでに当日も演奏したクラシックの名曲モンティの「チャールダッシュ」をお届けします。ヴァイオリン奏者は同じ人です。ベースはリーダーのダニー・マランド。