すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

秋のキノコ採り第一弾

 ここの所、医者通い、畑、町内の用事と何かと忙しかったので、遠くのお山におキノコ様のご機嫌伺いに行く事が出来なかった。今日は晴れの予報が出ている。明日からは余りお天気の具合が良くないみたいだから、今日を逃すとチャンスは無い。夜にはまた会議が入っているが、思い切って出かける事にした。

 朝に町内会の会計監査に立ち会ったので、いささか出かけるのが遅くなってしまった。しょうがないから高速を使って目指す妙高笹ヶ峰へ。ここは毎年今時分訪れている所だ。狙いはハナイグチとハナビラタケ。さて今日は有るかな?

 現地の笹ヶ峰牧場へ着くとランナーの格好をした人が大勢いた。ここはクロスカントリーのコースにもなっているので、大学生などが良く練習している。さて車を降りて歩き出すといきなりカワイイキノコが目に入る。コテングダケモドキの幼菌のようだ。辺りを見回すとろくでもないキノコばかり。まあ、何も生えてないよりマシですが・・・・・・。

テングタケモドキ幼菌

 歩いて行くと道端に目につくのはオキナクサハツばかり。ええい、引っ込め。他のキノコは生えておらんのか。目的の森に着いてハナイグチやハナビラタケを探しに掛かるが、一向に見つからず、相変わらず翁糞ハツ(私はオキナクサハツをこう呼んでいる)しか見つからない。どうやらここは時期がいささか早かったようだ。

 散々探し回ったが無いので諦めて清水ヶ池の方に行き、ここでお昼にする。ここはいつもはベニテングタケが生えている所なのだが、どう言う訳か今日は代わりにテングタケがビッシリ。

テングタケ科の本家?テングタケ様のお出まし〜。

幼菌はベニテングタケほどじゃないがカワイイ!

清水ヶ池で昼食を摂る。正面は三田原山。少し雲が掛かっているが
焼山、火打山といった山も見えた。

 結局食菌は見つからず駐車場への帰り道は別の道を通る。するとヤマイグチがやたらと目につく。何も無いよりマシなので何本か採る。このキノコは大きくなると傘に虫が入ってる事が多いので、なるべく柄のしっかりした傘が開く前の物を採る事が大事だ。実際採取した傘の開いた大きな物は必ずと言っていい程虫がいた。

ヤマイグチ。味はキンチャヤマイグチより大分落ちる。

変わったキノコを見つけたのでこれも採取。あとでH先生に承ったら
古くなっちゃいるが、何とお珍しやヤマドリタケだった。
笹ヶ峰周辺では案外良く見つかるとの事。

もうひとつ変なキノコ。キッコウスギタケの古くなった奴か?

 さて何も採らずに帰るのは癪だから、同行のUさんと相談して夢見平の方まで足を伸ばす事にした。早速車で移動。

乙見湖の急な階段を上った所から見える風景。工事の関係か、ダムにはここの所水が張られてない。

ダケカンバ林の中の道を行く。

ん、これはヌメリスギタケか?

 歩いて行くとやたらヤマイグチとシロヌメリイグチが目につく。シロヌメリイグチは痛みやすいので、普段は余り採らないのだが、ハナイグチが見つからない現状、余り大きくない物を中心に少し採る。それにしてもハナイグチは出て来んなあ。

シロヌメリイグチ。本命はハナイグチとハナビラタケなんだけどなあ・・・・。

 さて漸くUさんがハナイグチを見つけました。こうなると俄然元気が出る。しかしその後も見つけるのはUさんだけ。オイラちっとも見つけられない、グスン。何でUさんに見つかってオイラには見つけられないんだー。クッソー、つまらんどー、おもしゃねーどー!(面白くないの方言です、ハイ)

漸く見つかりました。ハナイグチ。大きい物は大抵ナメクジや虫に食われているから
なるべく小さい物がいい。

 やっと私にも見つかりました。これでちょっとはツマったかな。(笑)その後は私の方ばかりアタリが来る。で、今度はUさんが「つまらんどー、おもしゃねーどー!」
何だかんだいいながらも二人で50本程は採っただろうか。しかし小さい物が中心だから、量的には大猟という訳でも無い。でも無いと諦めめかけていたキノコが採れて満足じゃー!

 少し遅くなったので帰りも高速道路を使う事にした。往復の高速代しめて3,120円也。これにガソリン代を加えるとキノコ1本幾らにつく?