上越市のオーディオ仲間Ｓさんからスピーカー・スタンドの制作を頼まれたＫさんから完成したので一緒に届けに行こうと誘われた。Ｓさんの所へお邪魔するのはもう1年ぶり以上になるだろうか。Ｋさんによると大分音が良くなったとの事。楽しみだ。
工作室兼リスニング・ルームに以前置いてあったＡ１２を中心とした３ＷＡＹシステムは本宅に行き、代わりに本宅の２階に有ったアルテックの２８８Ｃドライバー、８セルのマルチセルラ・ホーン、３８ｃｍのジェンセンのウーファーの２ＷＡＹシステムスピーカーが鎮座している。
早速視聴に及ぶ。テラーク盤の「新世界」。ワン・ポイントマイクで録音されたものだそうな。綺麗な高音、爽やかな音だ。幾分低音が足らないか？それともう少し音が前に出て欲しいのだが・・・・。だが全体としては中々いい。
お次はヴァイオリン・ソロ。解像度は高いがちょっと高音がキツイ。かなり高音を絞って貰ったが、それでもキツイ。まあ、この辺はレコードの録音そのものも関係しているので、一概に装置のせいばかりとは言い切れない。次はジャズ。バイブラフォンの音が硬めで心地よい。新世界の時感じた低音不足は感じられない。ピアノ・トリオも聴いてみたかったが生憎無いとの事。
ともあれ以前本宅の2階に置いていた時とは雲泥のいい音になった。やはり大型スピーカーには広い空間が必要だ。それにしてもこの部屋はＳさん自作の管球アンプの数が凄い。作れる人がうらやましい。
昼食を近所のレストランでお酒を飲みながら食べる。飲みながらのオーディオ談義は楽しいな。で、その後もまたテープに録音されたクラシック音楽を聴くのだが、腹がふくれたのと酔いが回ったのとで瞼がくっつく〜。
午後3時を回ったので失礼する事に。我々オーディオ仲間はこうして少しでも自分の所の音が良くなると仲間を呼んで聴かせたくなるんですな。んで何だかんだとケチを付けられるので、「何を！」と思い、発憤するという訳で有りまして・・・・。
大体オーディオ・マニアと言う奴は自分の所の音が一番いいと思ってる奴が多いんですな。だから仲間の所の音が良くなるのは嬉しい反面悔しくも有る。今度は俺の方の音をよくしてやるー、と女房に内緒で大金を投入する。もう泥沼ですな。本当にオーディオ・マニアと言うのは困ったもので。（笑）
