すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

本を駄目にする人

 「すかんぴんさんには本を貸してやれないねえ」
と友達から良く言われる。それは私が本の扱いがぞんざいだからだと言う。自分では然程ぞんざいにしているつもりではないのだが、他人から見ればそうなのだと言う。

 例えば良く私は読みかけの所を開いたまま、そのまま伏せて置くが、それじゃ本が傷むよと批難される。成る程、でもこの程度で痛むものかと本人はいたって無頓着なのだ。だが現実に友達から長く借りた本は確かに傷んでいる。証拠を見せつけられてはぐうの音も出ないが。だが「盗人にも三分の理」、本が傷むのはそれなりに一所懸命読んだ事になるではないか。言わば本冥利に尽きると言って良い。それが証拠に繰り返し読んだ本の内容は至って良く覚えている。

 それでも
「熱心に読む事と大切にしない事とは違う。そんなに好きな本なら尚更大切にしなくちゃ。第一他人様から借りた本でしょ」
と中々手厳しい。うーむ。仰る事ごもっとも。確かに自分の所有している本で繰り返し読んだ本は皆ボロボロになっている。最近ではキノコ図鑑がそうだなあ。こりゃあいい訳出来ん。だから最近はなるべく長期に本は友達から借りない事にしている。

 さて本を傷めるのは私だけかと思ったらそうでもないようだ。今、図書館から「大菩薩峠」を借りて読んでいる最中だが、この本至る所に汚れや、シミがある。きっと以前借りた人が物を食べたり、飲んだりしながら読んだに違いない。幾ら私とて借りた本はそこ迄しない。上には上がいるものだ。(あー、そうやってアンタは言い逃れをする訳ね)そ、そんなことはない。ただ本の好きな人はそうなりやすいと・・・・・。(苦しい言い訳ね)

 と言う訳で、エー、皆さん、くれぐれも私に大事な本は貸さないように。どうなっても知らないよ〜ん。(駄目だ、こりゃあ)