ピンポ〜ン！ あれ、誰かな？玄関に出てみるとお隣の町内会長のＨさんだった。ちょっと前に行われたコミセンの寿昼食会で一緒で、終了したのでお別れしたばかりだったのだが・・・・・。
「時間が中途半端に余っちゃったので遊びに来ました」
との事。見れば手には何か提げているではないか。え、お土産？そ、そんな困るなあ、そんな事されちゃあ。（嬉しいくせに・・・）
訊けば先頃パソコンで散々世話になったんだから、何かお礼をしなくちゃ駄目よ、と奥様に言われたらしい。でもお礼なんてとっくに戴いているんだけどなあ。また戴けるなんて儲かっちゃった。（全くこの男はダボハゼの如く何でも貰うんだから）あんらまあ、ワイン赤白2本にお菓子なんて、悪いなー。ホントにこんな事して貰って・・・・、もっとして。（アホ！）
拙い、突然の訪問で全然部屋を片付けてない。ま、しょうがないか。散らかってるのはいつもの事なんだし、Ｈさんは良く分かってらっしゃるよね。（自分の都合のいい方にに決めつけるなよ）と、取り敢えずコーヒーでも出して、アタフタ・・・・・。そうだ、折角来て戴いたんだから音楽でもお掛けしましょう。何がいいですか？え、ジャズ？ふふふ、良くぞリクエストしてくれました。当家でお聴かせするジャズの音はそんじょそこらのジャズ喫茶では聴けませんぞ。（急に威張るなよ）
えー、何にも無いからせめていい音だけでもと精一杯のサービスです。話は音楽からパソコン、キノコの話まであっちこっちと飛ぶので有りました。え、時間だからもう帰りますって？すみません、何にもお構い出来なくて。（ホントにそうだね。――エーイ、うるさい！）
あ、そうだ。お返しって訳じゃないけど、この間採ったキノコをお持ち下さい。多分食べても大丈夫だと思うんだけど・・・。（オイオイ、危ないなあ）ナメコとナラタケです。え、苦労して採ったのに悪いですって？いーや、ぜーんぜん苦労してないですう。（また無理しちゃって・・・）
ほんの気持ちなんで・・・。えー、これでまたワイン2本とお菓子が戴けるのなら、お安いもので、ハイ。（アホ！）まあ、Ｈさんは何とか楽しんで帰られたようなので、一安心しました。きっと私の懐がいつもピーピーしているので、哀れと思って差し入れしてくれたんでしょうな。感謝、感謝です。あ、そいで次回来る時は出来ればウイスキーとおつまみなんかが戴ければよろしいようで・・・・。（アホ、アホ、アホー！）
