すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

蕎麦つゆ

 この間のオーディオ仲間の飲み会で約束した蕎麦打ち会をやる事になった。メンバーは蕎麦好きのKさん、〇桐さん、私。〇桐さんは朝8時に確認の電話を入れてきたので10時半に来て貰えばいいと言っておいた。一方Kさんに連絡したらもうこちらへ向かっているとのことで結局Kさんの方が〇桐さんより早く我が家に来た。全く蕎麦となると行動が早いんだから。

 11時から打ち始めようかと思っていったが、Kさんが来たので打ち始める。3人で6人前打つ。まあKさんがいるのでこれ位は食べられるだろう。打っていると〇桐さんも来た。手に何か下げている。え、天婦羅?悪いなあ、種物の心配までしてもらって。こうなると下手には打てない。ちょいとしたプレッシャーですよ。

 さて水回し、練り、括り、丸延し、角出し、本延し、たたみと進んで何とか私の役目は終わり。さあKさん、うまく切ってチョ。え、たたみかたがいつもと違って多くたたんでいるから切りづらい?名人なんだろ、文句言わんで早よ切らんかい。この間にお湯を沸かしてと…。

 2人前ずつ茹でる。まあここまでくれば完成したようなもんです、ハイ。
さて出来上がりましたよ〜。食べるべ。え、Kさん、そばつゆを作って来たって?しかもネギも切ってきたって?手回しがええのう。え、オイラと違ってネギの切り方が上手いだろうって? フン、悪かったね、。どうせアタシャネギ切るの下手ですよ。文句あっか。

 ところでお主のそばつゆの出来はどうなんだ。何せ今まで作った中で満足できる出来だったのはたった1度きりじゃったからのう。材料は? え、魚の煮干し? あ、そりゃあ駄目だ。全く懲りん奴じゃのう。魚の煮干しであれほど失敗してるのにまたそれで作るなんて…。あ、やっぱり魚臭い。駄目だこりゃあ。

 でも心優しいオイラは折角作って来たんだし、〇桐さんの前でもあるし、無碍に退けても悪いから、これで食べることにした。しぶしぶ…。どれ、ネギとわさびも入れてと…。蕎麦の出来はまあまあです。そこそこ繋がっている。最近調子いいんだよね。まあ、もうちょっと繋がれば言うことなしなんだけど。

 さて食べる。ゲッ、苦い。な、なんじゃこりゃあ。どうやらネギが辛いというより苦いのだ。何処のネギを切って来たんだ? 大体オイラにネギの切り方がどうのこうのと講釈垂れるくせに味が悪くてはお話にならん。それにつゆもやっぱり魚臭さが鼻について旨くねえ。だから市販の蕎麦つゆでいいのに。それでキノコから取った出汁で割れば十分美味しいのに、余計なことをするから折角の蕎麦が不味くなっちまったじゃねえか。どうしてくれるんでえ。

 だが〇桐さんは人間が出来ているのか嫌な顔もせずに美味しいと食べてくれている。無理しなくていいのに…。大体だなあ、蕎麦つゆなんてものは昔から醤油、酒、味醂、昆布だし、砂糖、鰹節から取った出汁で作ると決まっているんだ、あと付け加えるにしてもシイタケくらいだろう。魚の煮干しは失敗ばかりしているから、あれほど止めろと言っておいたのにこの男は懲りもせずにフントにもう…。

 とか何とか言いつつも全員蕎麦を綺麗に平らげてしまった。まあ、蕎麦の出来がいいからね。(ホントかな?)それに美味しい天婦羅が有ったし。(笑)兎に角蕎麦通のKさんは妙に蕎麦つゆに拘って作ってくるもんだから、これに付き合わされるこちらは堪ったもんじゃない。これ、Kさん。今度から旨い蕎麦を食べようと思ったら蕎麦つゆは断じて作ってくれるな。もし作ってきても今度からオイラは使わんもんね。

 それにしても蕎麦打ちと切るのはお互い進歩してきているのに、何で蕎麦つゆは何時までたっても進歩しないんだ? まあこの次から使わないと決めたからどうでもいいけど、こう言ったものは日頃からの研究努力が大事だ。その点吾輩を見たまえ。このところ1週間に1度は蕎麦を打っているから斯様に上達したではないか。しかもビデオや解説書を読んでちゃんと研究したのだ。吾輩を見習うべし。あー、当分このネタでKさんに威張れるな。(笑)