すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

春山登山第2弾

延び延びになっていた4月の登山が漸く実現した。場所は群馬券中之条町の石尊山・高田山。天気予報は午後に雷注意報が出ていたが、参加メンバーの都合がこの日しかつかない為決行。まあ下山までは多分大丈夫だろう。メンバーはお散歩クラブ(と言うより「障害者山の会」と言った方がふさわしいか?)

 朝の集合時刻午前6時にMさんが寝坊して遅れてきた為に非難囂々。罰として帰りに何か奢れとペナルティーを課すことになった。(おお、厳しい!)それでも予定時刻より早く着いて8時45分に登山開始です。

駐車場は駒井地区の皆さんの好意で集会所に駐められます。

この石材店さんの脇の道から登ります。

石材店さんの所にある登山届けを出します。
郵便ポストもあるからこの石材店さんの所は何でも兼ねてるみたい。

あんら〜、この山は山蛭が出るのね。だがそんなことでヒルむ(下手糞!)
我々では無い。蛭除けの塩スプレーを掛けて出発じゃー。

満開の桜の下で塩スプレーをズボンに掛けます。

綺麗に手入れされた杉林から登山道は始まります。

 最初は鬱蒼とした杉林の道ですが、所々土手が抜けている所がある。杉は余り根を張らないから、また地震や大雨の際崩れないかが心配だ。しかしどの杉も真っ直ぐ良く伸びて根元が曲がっている新潟県の杉とは大違いだ。

どうやらあの遠くに見えるお山が今日登る石尊山らしい。険しそう。

 群馬県は春は地面から生える花はスミレくらいでほとんど有りません。新潟県の様に雪が消えたら百花繚乱と言う訳には行きません。やっぱり日本海側は冬は雪が降って大変ですが、代わりに綺麗な花のご褒美があるんですね。

小さな鳥居をくぐり抜けた辺りでどうやら杉林とはお別れのようだ。


 道は道標がしっかりしていたが杉林を過ぎてからはリボンや立木に赤いペンキでマークされた印を目当てに進むことになる。登山道の勾配は最初から急で広葉樹林帯に入ってからもいささかも緩むことが無い。道はジグザグに付けられているが狭く落ち葉で敷き詰められている為歩き辛い。

この辺りは漸く芽吹き始めた所だ。地面は落ち葉で覆い尽くされている。

木々の間からまだ雪を被った上越国境の山々が見えます。

 急登の連続に皆ヒーヒーハーハー。よれよれながらも漸く目指す頂上が見えてきました。だがここからまた一段と急になります。御願い、もういじめないで!

頂上が見えてきましたが最後まで楽をさせてくれない山です。

 やっと頂上に着きました。登攀時間2時間足らず。ガイドブックに依れば1時間半程で登れると有るが、皆ロートルの上、身体のあちこち故障しているから、ま、こんなもんでしょ。頂上は狭いですが360度の眺望です。素晴らしい。ただこの辺りから空に黒い雲が湧いてきました。

着きました、石尊山。標高1,049m。きつかったぁ。
周囲は360度の大パノラマです。

頂上からの眺望です。少し霞んではいましたが遠くまで見えました。

頂上に有る石祠。Mさんが下山の無事を祈って賽銭を上げてくれました。
(イヨッ、お大尽!)

 一同この先の高田山(1,212m)まで行くかどうか検討。ここから先は何度もアップダウンを繰り返し、今登ってきた最後の所のように、木の根や岩に捕まりながら登る難儀な箇所です。これにはUさん、Mさんためらわず「行かん!」。あはー、こりゃあ「お散歩クラブ」だとか「障害者山の会」と言うより「ノメシ倶楽部」と名前を変えた方が良さそうですなあ。

 下山は登りが急だっただけにあっという間に終わり。ただ途中でMさんが○ションをしていた時に蛭を数匹発見とのこと。くわばら、くわばら。午後から暖かくなってきたから出没してきたんですな。一同車に乗る前に蛭に食いつかれていないかチェック。どうやら大丈夫のようです。
雨がポツリと当たる。天候が急変しそうだ。早く温泉に入るベえ。

 温泉は四万温泉「清流の湯」。文字通り露天風呂の前を清流が流れる絶景の温泉だ。事前にUさんとMさんが調べてくれていた。うむ、君たちも漸く役目という物が分かったようじゃのう。(エッラソウに!)

温泉の前を清流が流れる風光明媚な所だ。

桜は今が満開。これは見事な枝垂れ桜。

露天風呂からは桜と清流が楽しめます。風流だなあ。

 帰りは行きのお天気とは打って変わって霰も降るし雷も鳴ると言う激しい嵐になりました。まさに「虎口を脱す」です。まあ終わりよければ全て良し。今回も良い山行でした。温泉とジュース、食事を奢ってくれたMさん、次回もまた遅れてきてね、期待してますぅ〜。(アホッ、そうは行くか!―――Mさん談)