我が家で行った音楽鑑賞会だがどうもクラシック、ジャズとも僅かの方を除いて余り馴染みがないせいか理解されているとは言い難い所が有った。ただ終わりの2曲、鈴木章治の「鈴懸の径」とマンハッタン・ジャズ・クインテット「サマータイム」はえらく評判が良かった。何より聴いた事の有るメロディーと音質の良さが原因で有ろう。
まあ、企画した方としてはこれでもかなりわかりやすい選曲にしたつもりだったが、特にジャズなんてそれほど聴き込んでいる人は意外と少ないものだ。ディキシーランド・ジャズかスウイング・ジャズ辺りが適当だったかも知れない。
さてそのスウイング時代の花形楽器はクラリネットで有った。モダン時代に入りサックスに取って代わられてしまったが、私は今でも大好きで有る。木管楽器ならではの柔らかい音色が堪らない。それでいて鋭い音も出る。モダン時代で名を馳せたのはバディ・ディフランコやトニー・スコットなど僅かの人たちだけだから些か残念だ。
そう言う訳でたまにこうやってスウイングの曲が受けるとついクラリネットをフィーチャーした曲が聴きたくなる。え、その鈴懸の径を聴かせろですって。う〜ん、今更ですがまあいいでしょう。特別サービスでお聴き下さい。