すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

乳酸取り

 お山へ行ってきてから登った3人とも筋肉痛地獄。普段運動してないツケが回ってきたのです。階段を上がり下がりしても、普通に歩いても太ももとふくらはぎがとてつもなく痛い。まあ何日か経てば少しは痛みも引いてくるとは思うが、それまで我慢しているのは嫌だ。

 そこで思い切って荒療治に出た。それはうちのゴロゴロ(スリーミー・ローラー)を使って溜まった乳酸を取るのだ。こうすりゃ痛みは直ぐに減るだろう。だが嘗て整体院で乳酸を取って貰った事があるが、痛みの部位をゴリゴリやるので、悲鳴を上げたくなるほど痛い。

 それを覚悟の上でやろうと言うのだから、今回の筋肉痛が尋常な物でない事はお分かり願えるはずだ。さてまず言い出しっぺの私から。通常ゴロゴロに掛かる時は仰向けに寝るのだが、今回はまず太股の前側の筋肉痛を取らねばならないから、俯せになる。そして太股の所だけ集中的にローラーを行ったり来たりさせる。

 さて開始。グワー、痛え!キョ、強烈すぎる〜。あの整体院での悪夢が蘇る。あの時は恥ずかしいから声を上げられなかったけれど、ここは自宅、遠慮なく吼えられる。う〜、痛え。あ、脂汗が出て来た。しかし、我慢、我慢。ここを凌ぎきれば痛みは引いてくるはずだ。

 やがて少し乳酸が取れてきたのか、最初ほど痛くなくなってきた。そしてタイマー時間の15分が経ち、機械はストップ。う〜、つ、辛かったぜ。続いてふくらはぎに移る。今度も強烈に痛いが、部位が脳から遠いだけに、先程よりは我慢出来る。これも15分間の地獄を十分堪能した。(マゾか、お前は)

 終わって立ってみると、機械に掛かる前よりずっと楽になった。うん、やっぱりこの方法は間違っていなかった。そこで今度はUさんの番である。
Uさんも件の整体院で治療を受けた事があるから、この乳酸取りの方法が痛いのは重々承知している。はい、グズグズ躊躇しているUさんを強制的に機械にかからせる。

 最初の一撃でUさんも悲鳴を上げる。
 「ひんえ〜、イ、痛すぎる〜。あたしこれパス」
と脱出しようとするUさんを押さえつけ、
 「耐えろ、辛い事に耐えてこそ立派な人になれるのじゃ」。

 「アヒー、もうこの歳になって、そ、そんがなもんにならなくていいもん」
とUさんは腕で身体を支え、少しでも痛みを軽減させる行動に出た。アー、キミ、キミ、そんなインチキやっちゃいかんよ。
 「インチキでも何でもいい。痛すぎてこれあたしダメー!どうせ何日か経てば痛みは引くんだから、それでいい」
とリタイア宣言。どうやらUさんはマゾではなかったようだ。

 んで本日Mさんがやって来た。風呂に入って筋肉痛の所を盛んにマッサージしたらしいが、さっぱり効果がないとの事。ふふふ、そうだろう。今回の筋肉痛はそんな甘い物ではないのだよ。ほら、オイラが治してやるからそこに寝ろ。とゴロゴロに掛からせる。

 はい、当然の如くスイッチオン後、直ぐに絶叫が聞かれました。
 「グ、グワー、痛え!キョ、強烈〜!あ、汗が出て来た。」
ふふふ、そうであろう。そうでなくちゃ。あー、人が苦しんでるのを見るのは楽しいチャンチャコリン。百年でも我慢出来るもんね。(悪趣味!)

 はい、次はふくらはぎだよ〜ん。地獄体験2回戦の始まり始まり〜。これもMさんは声が枯れるほど吼える。しかし流石は自衛隊経験者。しっかりと耐えた。治療が終わってMさんを立たせてみた。大分足が軽くなったと言う。そうであろう。拙者に感謝するのじゃぞ。あー、何なら高級ブランデーの1本でも貰うにやぶさかではないが。(調子に乗るな!)

 と言うわけで「すかんぴん整体院」は大繁盛でした。まあ、本当はこうならないよう日頃からちゃんと運動してれば何の問題も無かったんだけどね、アハハ。