すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

柿の種

マツコの知らない世界」を見ていたら柿ピーの事をやっていた。柿ピー、即ち柿の種とピーナッツの組み合わせで有る。まあ、柿ピーと言わなくて柿の種でよろしい。この柿の種を元NHKアナウンサーだった愛好家の方がおもしろおかしく解説していた。

 柿の種愛好家というと私が真っ先に思い出すのは幼なじみのK君の事で有る。(我が家の常連客Kさんの事では無い)彼は無類の柿の種好きだった。だったと過去形で言ったが、無論今でも好きに違いない。彼の家はお菓子屋さんをやっていたので、当然彼の好物は容易に手に入る。

 で、私が遊びに行くと当然のように柿の種が出てくる。今日のテレビではシェアNo.1の亀田製菓の柿の種を取り上げていたが、当時は亀田製菓は確か柿の種をまだ作っていなかったんじゃ無いかと思う(間違っていたらごめんなさい)その頃は今日も番組で取り上げられていたけど、そう、元祖浪花屋の柿の種ですよ。もう我々の時は柿の種と言えば浪花屋が定番と決まっていた。

 ところが私は彼と違ってそんなに柿の種が好きでなかった。しかも当時は柿ピーと言うより殆ど柿の種。今日の番組では柿の種とピーナッツの割合は5:1が理想的と言っていたが、この浪花屋の物は山のような柿の種の量に対してピーナッツがほんの2,3粒しか入ってなかったような記憶が有る。だから私はもう少しピーナッツが入っていたならなあと思った物で有る。

 つまり私は今の柿ピー派だったのである。だからK君が何でこんなに辛いだけのお菓子が好きなのか分からなかった。その当時他にいくらでも美味しいお菓子は有ったのに・・・。まさか当時からビールを飲んでいた訳じゃ有るまいし・・・・。まして彼のお家はお菓子屋さんをやっていたのであるから。尤も私も彼の事を言えた義理では無い。私も毎日かっぱえびせんを食べ続け、今では全く食べる気がしなくなるくらい嵌まったのだから。

 今では柿の種は色んなバージョンが有るようだ。地方限定でも色んな味があるそうな。これは私も食べてみたいぞ。そうかと言ってこちらでは簡単に手に入らないが。今、私が食べたい柿の種は地元のブルボンが出している柿の種でチーズが塗ってある奴。これは最初ブルボンに勤めている方から戴いた物で有るが、すぐに嵌まった。余り美味しいのでスーパーで探して食べまくった。しかし美味しい事は美味しいが、この柿の種は値段が高い。プロレタリアートのすかんぴんではそうやたら買える物では無い。嵌まって食べた当時は瞬く間に小遣いが無くなった。

 昔は柿の種は意外と高価だった。浪花屋の奴は立派な缶に入ってるから高いのだろうと勝手に思っていた。まあ今では安価に購入出来るようになって、柿ピ−ファンには有り難い事だろう。それにしてもクラシックな菓子ではあるが今日の元NHKアナウンサーの如く、未だに根強いファンがいると言う事はそれだけこのお菓子が愛されていると言う事であろう。K君は先見の明が有りましたね。はい、今じゃ私も柿の種好きですよ。