朝から良く晴れたので、家にじっとしている手は無い。冬山を見たくなったので、思い切って長野県の大町市まで脚を伸ばすことにした。冬の天気は気まぐれだ。午前中の早い段階で山の写真を撮りたい。途中で三脚を持ってくるのを忘れたことに気が付いたが、後の祭り。ままよ、手持ちで何とか頑張るしかない。う〜、折角晴れたのに。ドジ踏んだ。
糸魚川で高速を下り、148号線をひた走る。姫川を渡り、明星山が見える頃、道路の両側に雪が出始めた。1月、2月の厳冬期にこちらへ来るのは大変だから、今日が最後のチャンスかも知れない。
小谷村を通り、栂池自然園入り口を過ぎた辺りから、白馬三山を初めとした後立山連峰が見えてくる。まだ12月初旬なので雪はそんなに多くない。雲がかかってない、今日は絶好の写真日より。本当は朝日に染まる山々を撮りたいのだが、お天気が良くなるかどうか、ハッキリとは分からなかったし、前日は忘年会が有ったから、早起きは無理。まあ、この位で我慢しましょう。
大町市内に入ったが、雪は反って少なくなった。街には皆無と言って良い。雪が有ると思ってブーツを履いてきたが、拍子抜けだった。山岳博物館への坂を登ると俄に雪が出て来た。ちょっとした標高差でこんなに変わる物かと驚いた。山岳博物館からは後立山連峰の山々が一望出来る。アップで撮りたいが、望遠レンズなので、どうしても手持ちでは手ぶれする。熟々三脚を持ってこなかったのは拙かったと後悔。何とか写真に収めたが、手前の木が邪魔したりと、中々最適の撮影場所が確保出来なかった。
ところが山岳博物館へ入り、三階の展望室に行くと、邪魔者は無く、最高の眺望が得られた。しかも望遠鏡も有って間近に山を見ることが出来る。最初からここへ入っていれば・・・・。
二階の展示室は岩石や動物の剥製や複製などを展示してあって、山の成り立ちや、動物の生態などを解説してあり、中々面白い。12月と有って来館者は少ないが、親子連れで来ても楽しめる内容だ。
こちらはキヌガサタケ。良く出来てるなあ。
一階は昔の山岳資料や登山装備品、山の絵画などが展示してあった。中々盛りだくさんの展示内容で山の街ならではで結構楽しめました。午後からは曇ってきて、山も見えてはいるが、くっきりとは見えなくなって、何だか山が疲れている様な感じがしました。思い道理の写真は撮れなかったけれど、冬の晴れた一日を満喫しました。