Ｋさんから遊びに来ーいと電話が入った。そこで
「遊びに来いと誘うくらい閑なら、我が家のやりかけになっているプレイヤーボードをさっさと作らんかい。もう頼んでからどれくらい経ったと思ってるんだ」
と活を入れた。
「いんや〜、作るには1，2時間じゃちょっと出来ないんだよねえ。」
「俺が遊びに行ってる時間は2時間じゃきかないよ。」
「そうなんだけどさあ、今学年末で、卒業式やら入試やらで忙しくて落ち着かないんだよね。もうちょっと経ったらやるからさあ。」
「もうちょっとってどれくらい先なんだ？」
「あー、それはその…とにかくもうちょっと先なんだ。ほんで今は死ぬほど退屈なんだから、頼むから遊びに来てくれ。」
とまあ、今回も上手く丸め込まれてしまった。それはそうと今回は「金貸せー」は無いだろうな。もっとも貸そうたってこちらも今は全然持ってないけどね。
「しょうがない。行ってやるから有りがたく思え。我が輩は今頼まれたパソコンのセットアップをやっているんで忙しい身なんだ。」
「そんなの後回しにして早く来い。あと2秒ね。」
「アホ、これが一段落してからじゃ。おとなしく待っておれ。」
この男は退屈するとオイラを呼び出すのだから困ったものだ。まあオイラとなんだかんだとくっちゃべってるのが楽しいんだろう。まあ、私も嫌いではないが…。結局テレビを見たり、音楽を聴いたりして3時間近くを過ごす。度々オイラを呼び出す閑があるんだから、ちょっとずつでもプレイヤーボードを作れば今頃はとっくに完成してたはずなのに…。何だかんだと理由を付けてサボるんだから。Ｍさん、アンタもオイラと同じノメシコキなんだねえ。やれやれ。
