すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

幻のテープ

 昨日オーディオ仲間のSさんとYさんが遊びにやって来てオーディオ談義に耽ったが、途中Sさんが私のテープデッキの面倒を見てくれた。余り使ってないようなので、油脂類が固まりかけていて、動作が宜しくない。もっと頻繁に使うようにのとの仰せ。ご尤もです。確かに昨年直して戴いたのに、あれから余り使っていませんでした。大いに反省。

 機械というものは使っている方が調子がいいのは当たり前の事。そこで反省するだけでは猿でも出来るので、今日は朝から早速テープデッキ2台の調整を兼ねた再生です。まず2トラ38機の方から。これは流石プロ用。ほとんど使ってないのに全く問題なし。エルビン・ジョーンズのライヴテープをかけたが、中々良かった。

 4トラ19機の方はMさん(常連客のMさんではない)から戴いたティアックのX-10Rだが、戴いた時は録音、再生とも駄目だった。しかしSさんのお陰で何とか再生は出来るようになりました。それを使わないものだから、また駄目になろうとしている。これではいけませんな。自分にメッ!

 そこでX-10Rの方は昨日からやたらとテープを取っ替え引っ替えして聴いていた。ところがその中で何と幻のテープを発見した。私が35歳頃、地元のジャズファンが集まって「ジャズライヴを聴く会」という組織が結成された。その頃はジャズライヴは当市みたいな田舎の都市では滅多に開かれた事がなかった。それだけに当時の会員諸氏はライヴにかける熱いものがあった。

 何回かライヴをやった後、大物ジャズプレイヤーがやって来た。それは我が日本が誇るテナーサックス・プレイヤー、宮沢昭さんだ。最初に我が会にやって来て演奏してくれた時はえらく感動したものである。このテープは2回目に柏崎にやってきた時のものである。このテープをどうしてMさんが持っていたかだが、当時彼はジャズライヴを聴く会のメンバーだったから、録音する時この機械を使って録ったのかも知れぬ。そう言えばライヴの度に録音はしていたはずなのに、その録音テープは何処へ行ってしまったんだろう? 会長宅に全部有ると言う話は聞いた事がない。特に記念すべき第1回の「武田和命カルテット」はもう1度聴きたいと思っているだけに、行方不明なのは残念だ。噂では当時録音担当だったH氏が保有しているという事だったが・・・。

 ともあれテナーサックスの巨匠宮沢昭さんの演奏がこうして聴けるのは嬉しい。テープデッキを戴いた時に一緒にテープも戴いたのが良かった。まさしく怪我の功名である。それにしても戴いてからもう何年にもなるのに、今迄気がつかなかったとは、私も暢気だねえ。

2トラ38機 デンオンDR-3302RG。これはFさんから只同然に戴いた。

4トラ19機 ティアックX-10R。再生しか出来ませんが、何のそれで十分。
私もテープは沢山持っているので、楽しむのに事欠きません。