すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

フルートとギターの夕べ

 Hさんに誘われて旧越路町の朝日酒造エントランスホールで行われるコンサートに行ってきた。サンドコンサートと言って朝日酒造が主催し、毎月第3土曜日に行われている事から、こう呼んでいるらしい。何とも安直な名前の付け方だが、反ってそれが面白い。

会場となった朝日酒造エントランスホール

 本日はフルートとギターを交えたコンサートで、フルートも演奏する女性もギターを演奏する男性もまだ若く、大いに将来性が楽しみだ。曲はお馴染みのものから、聞いた事のない曲まで様々だったが、響きの良いホールでそれぞれの楽器の音が良く響いた。なおギターの方は19世紀の古楽器のギターらしく、普通のクラシックギターよりも一回り小さく、厚みも若干薄い。弦は羊の腸を使った本格的なガット弦だ。音量は幾分小さいが、会場の響きの良さが十分それを補っていた。

常連さんも大分来ているみたい。小型だがスタインウェイのグランドピアノも置かれていた。

 朝日酒造のエントランスホールで演奏を聴くのはもうこれで5回目ほどになるが、久々に聴けて中々良かった。酒造会社のホールだけにエアコンは入れないので、冬はちょいと厳しいが、コンクリート打ちっ放しの建物だけに、少し外が暑い時などは涼しくてちょうど良い。

上から会場を見下ろしたところ

新しい電子オルガンも設置されている。

 コンサートが終わり、Hさんが工場周辺をあちこち案内してくれた。
近代化された酒造工場もさることながら、工場見学に訪れるお客様のために蕎麦処やお土産品展示室や割烹、休憩所などがあって至れり尽くせりだ。更に直ぐ上は紅葉の名所「紅葉園」とあって居ながらにして紅葉見物も出来るが、そこへ行ける通路も近年出来た。

会場の側の枝垂れ桜が満開でした。

 素晴らしい環境下にある酒造会社だが、このように自らコンサートなどを行ってくれて文化芸術活動に貢献してくれるとは、我々音楽ファンには有り難い事である。日本酒は好きだし、況してや美味しい「久保田」「朝日山」だけに大いに飲んでやりたいのは山々だが、悲しいかな私は糖尿病。沢山飲めないのが残念である。ともあれまた機会があったら聞きに来ようと思った。誘ってくれたHさんに感謝である。

土産物展示室も落ち着いた雰囲気に纏められており、センスの良さが
窺える。

休憩室。居ながらにして外の景色を楽しむ事が出来る。
こんなオーディオ空間が有ればなあ。