すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

権現堂山登山(その1)

 14年ぶりに魚沼市(旧広神村)にある権現堂山に出かけた。柏崎市のFM局の番組制作も兼ねた山旅だ。この時期の権現堂山は花が素晴らしく、この山の登山時期としては最適だと断言出来る。

 今日はいつものメンバーのMさんの息子さんが参加してないが、ロートル三人衆頑張って登ろうと言う事で一致している。14年前はガスって周囲が見えなかっただけに今回の山旅は期する物が有った。お天気よ、よくなっておくれ。

戸隠神社、と言っても魚沼市江口にある戸隠神社ですが
ここから登ります。神社入り口なのに権現堂登山口と
こちらを大きく表示してあるのが面白い。登山者が多い
からなんでしょうね。 

権現堂山は下権現堂山(896.6m)と上権現堂山(997.9m)に
分かれていてその間の縦走路が爽快で有る。案内図は上権現堂山の
先の唐松山までの縦走路が示されている。」

戸隠神社鳥居。八重桜が満開で有った。

神社の急な階段を上る。これだけで疲れる?

神社に今日の登山の無事を祈願。

権現堂山は鬼女伝説で知られる山で「弥三郎婆さの伝説」が有る。
これは我が柏崎は八石山の麓、久木太でも同じ弥三郎婆さの話が
残っているだけに興味深い。

午前7時半。この登山口から登ります。

登り始めると直ぐにこの分岐に当たります。
左の道を進み、下権現堂山の頂上を目指し、
下山は中越戸(なかこえど)と呼ばれる地点から降りてきます。
(右の道)

1合目の「業の秤」と呼ばれる地点に着きました。急登だったので
1合目ながらも中々の高度感が有ります。視界が開けて下の町並み
が見えます。


ミツバツツジが咲いている登山道を上って行きますが
この毛虫がやたらと目に付きます。どうやらツツジ
その他の植物の葉を食べる毛虫のようです。九州久住連山では
毛虫が大発生してミヤマキリシマが絶滅してしまわないかと
危惧されているようです。

蜘蛛巣のをかけたような巣から大発生しているようです。
キッモチ悪〜い。

4合目。下権現堂山が見えてきました。

今度は上権現堂山も姿を現しました。タムシバ
至る所で咲いていて綺麗です。

残雪も現れ始めました。

5合目を過ぎた辺りからブナ林に植生が変わり始めました。
普通は高木地帯から低木地帯へと変わるのに、この山は
逆なのが面白い。

7合目近くの「弥三郎清水」と呼ばれる地点に来ました。
大きな岩壁の麓から流れる水量豊富な清水です。
この辺りからイワウチワが見かけられるようになりました。

8合目近くの「トガリ岩」と呼ばれる地点に到達です。
この岩の向こうは絶壁です。これに登る勇気ある人もいるとか。
私ですか? ブルブル、滅相もない。あたしゃ命が惜しい。
背後に八海山と越後駒ヶ岳の姿も見えます。

八合目の「展望台」に来ました。真っ平らな岩棚から下界と
越後三山の勇姿が拝めます。

岩棚の端に寄るのは高所恐怖症鵜の私としてはとても
恐ろしい行為ですが、八海山(向かって右の山)と
越後駒ヶ岳の姿を写真に収めるために止む無く進みます。
オッカナイヨー!

祠が有りました。どうやら頂上も近いようです。

頂上です。10時15分着。標準時間の2時間を大幅に
オーバーしての制覇です。でもまあ、お山は競争じゃ
ないからね。
先ほどから空は暗雲が垂れ込めていて
今にも降出しはしないかと心配です。予報ではお昼頃から
晴天になるはずだったんだけどなあ。

頂上に着くと守門岳の大きな姿がまず目に飛び込みました。

この岩にも登る人がいるんだよね。何とかと猫は高いところに
登りたがると言うけど・・・。(失礼)

下権現堂山看板

下権現堂の頂上から見える山の表示板。但し北側の展望のみ。
どうせなら360度表示してくれればいいのに・・・。

さて頂上に着いて銘々の記念写真を撮り終えたところで
心配していた雨が当たってきた。今迄見えていた守門岳も
あっという間に雲の中。ここで小休止したいところでしたが
止む無く中間地点の中越戸に急ぎます。(その2に続く)