すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

オーディオ旧製品の復活

 本屋さんで久し振りにオーディオ雑誌を立ち読みしていたら、タンノイ社が嘗て70年代に販売していたアーデンやチェビオットなどのスピーカーを発売したという。おお、懐かしや。あの頃はオーディオ熱が一番盛んな頃だったなと感慨を新たにした。

 しかしこの一連のスピーカー群の中にはバークレイが入ってなかった。これがこのシリーズでは一番まともな音だったと思うんだけど・・・・。この度のレガシーシリーズではユニットを一新して発売した物だが、一番売れ行きがいいのは38cm同軸ユニットを使ったアーデンだそうな。まあ大型で見栄えは確かにいいからね。

 ただ私は当時のアーデンに対しては正直いい印象を持っていない。低音がだぶつき、モヤーッとして聴けた物じゃ無かった。まあ低域が締まるアンプでも使えば、少しは聴けたかも知れないが。こんなのを発売するよりも当時評判を獲ったⅢLZでも発売してくれた方がどれだけ良かったか。ⅢLZはラックスのSQ38FD、オルトフォンのSPU-GEと組み合わせて当時「黄金の組み合わせ」と呼ばれた物だ。価格もⅢLZは小型だから復刻してもそんなに高くはなるまい。復活アーデンは1本60万。当時のおよそ3倍だ。普通の人はなかなか買えないよね。

 ところで嘗ての名機がこのように復刻されているって事は、当時の機械は良かったことを証明するし、逆に今の製品に興味を引く物が少ない事にもなる。復刻されるのは何もスピーカーばかりでは無く、アンプなども同様だ。

 ラックスのSQ38然り、マランツ7然り、マッキントッシュMC275然りで有る。これが結構売れるから、メーカーとしては復刻シリーズを出したくなるのだろう。しかし新しく発売されるとなるととんでもなく高価になる。今はオーディオ不況で生産ロット数も少ないから尚更だ。復活してくれるのは懐かしいが、私は中古で十分。尤もその当時の物でまともな物は少ないので、買う時は注意必要だが・・・。

 さてこの分だと次はプレイヤー辺りが復刻されるのか?興味津々では有る。