地元FM局の営業部長をやっているMさんから電話がかかってきて、番組送り出し装置に使われているパソコンが起動しないから何とかして欲しいとの連絡を受けた。今は予備の機械を使っているという。
私が夕飯の支度に取りかかっているところへその機械は我が家に持ち込まれた。ウェ〜ン、おまんまが食べられないよ〜。ひもじいよ〜。(アホ!)
その機械はもう何十年も前に購入した物でOSはPC-DOSの3.0だったか何か知らんが、かなりの年代物だ。調べてみると確かに起動が途中で止まる。だが途中の表示画面を見るとどうもマザーボードの電池が減っているようだ。
そこでBIOSを見てみるとハードディスクが無いような設定になっている。そこで適当にハードディスクの設定をして再起動させると、何とか動きました。動いているうちにバックアップでもとるかと思い、フロッピーをドライブに差し込んだら、フロッピーディスクドライブが動かない。どうやら壊れているみたい。おいおい、これじゃどうもならんがな。後で正常に動く物に変えて貰わんと。
だがMさんの話では後で交換しても駄目だったとの事。う〜ん、してみるとマザーボード側が駄目なのかも知れん。まあ、とにかくこの晩は一応動いたので持って帰って貰った。だが果たして局で正常に動作するかどうか?
私の危惧は当たった。局に帰り、繋いで動かしてみたが、また駄目だという。然もありなん。マザーボードの電池容量が無いので、BIOS設定が保存出来ないのだ。だから元に戻ってしまったのだ。そこで翌朝私が局へ行ってまた何とか起動させた。だがバッテリーを交換しないと、また同じ事の繰り返しだ。ところがこのバッテリーが普通のマザーボードに使われるようなボタン電池では無く、特殊な物で中々売っているところを見つけられないという。
あら、それはどうしようも無い。まあこの機械は24時間動かし放しなので、電源が何かの具合でダウンしなければ問題ないのだが・・・。局はこの機械も含めて3台ほど持っていると言うが、何れも同様に古い。機器を一新する予定の平成33年度までは持たせたいというのが、Mさんの意向なのだが、果たしてそれまで持ってくれるかねえ。ま、何事も古すぎるというのは不便な物ですなあ。