一昨年、昨年と他の用事と重なったため、行けなかった「愛とヒューマンのコンサート」に行ってきた。今年はお馴染みピアノのベッサラ・ベロフスカさんが娘さん二人を9年ぶりに引き連れての来日とのことで、とても楽しみだ。他にも常連のヴァイオリンの松本克巳さんとソプラノの大前恵子さんが出ると有って、中々豪華な顔ぶれだ。
元々は松本さんがオウム事件に拘った親友坂本弁護士さん一家を支援する目的で始めたチャリティー・コンサートみたいな物だったが、オウム事件が収束した今は災害被災者などの支援コンサートとなっている。今年は西日本豪雨被害支援だ。
会場は柏崎市のお隣、旧小国町の小国会館。参加者こそ決して多い訳ではないが、熱心な支援者がいる。小国会館の体育館で行うが、暑いため事前に大型エアコンで会場を冷房していた。だがその音が結構大きいので演奏が始まったら切ることになった。聴取者も少しくらい暑くても雑音に邪魔されない綺麗な音を聴きたい人が大勢のようだ。
私はベロフスカさんの娘さんにお目にかかるのは初めてだが、中々チャーミングな娘さん達だ。特に妹さんの方はまだ15歳とのことだが、しっかりとした演奏をしていたのには驚いた。まさに「栴檀は双葉より芳し」か。
演奏に先立ち、地元の「小国コーラス」の面々による合唱がありました。
男性参加が少なくなって来ているのが、ちょいと寂しいですが、皆良く
頑張って歌ってくれました。こう言うサークルが有るのは素晴らしい
ですね。
同じくエステルさんのフルート。二刀流とは野球の大谷のようだね。
この日はバッハのフルート協奏曲の幾つかを演奏した。
姉のエリーズ・ベルシオさんのチェロ演奏。フォーレの「エレジー」
ポッパーの「ハンガリアン・ラプソディー」などを演奏した。
市の消防団にも所属しているので腕っ節が強く、チェロ演奏にも
やくだっているそうな。
彼女らの母親のピアニスト、ベッセラ・ベロフスカさん。
何度目の来日になるのだろうか。親日家で娘さん達のドレスの
デザインにもそれは明らか。彼女はパリオペラ座楽団の花形ピアニストで
ポーランド出身。だから当然お得意はショパン。この日もピアノ伴奏の他
親子でラフマニノフ「悲しみのピアノ三重奏曲」ソロでショパン「幻想即興曲」などを弾いてくれました。
ソプラノの大前恵子さんは日本の歌曲やプッチーニの「有る晴れた日に」などを歌ってくれました。
常連松本克巳さんは「ユーモレスク」を弾きながら会場を回って
くれました。
モンティーの「チャールダッッシュ」では松本さんを交えた楽しい
演奏になり、会場から手拍子を貰っていました。
アンコールは姉妹が「オー・シャンゼリゼ」を歌いながら踊ってくれました。若い娘さん達は花が有っていいなあ。素敵で楽しい一夜を過ごさせて戴きました。感謝です。