すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

大渋滞の日光白根山登山(長文&写真多数)

 そろそろ地元FM局の番組制作のため、お山に行かなくてはならないのだが、休みになると天気が悪くなるので、中々行く機会が無かった。だがこの三連休では唯一この日曜日が全国的にお天気が良いというので、この日にすることにした。行く先は日光白根山。9年前にも登った山だが2578mの高峰とあらば、10月も後半になればもう雪の便りも聞かれるので、行くのは今頃から10月初めがチャンスと言える。

 さて早朝5時に我が家を出発。快適に車を飛ばし、日光白根山ロープウェイ駅に着いたのが7時35分頃。予定より早く着いたと喜んだのも束の間。駐車場はかなり一杯になっていた。うー、こんな朝早くからこんな大勢来ているのか。三連休中唯一の好天だから、この日に集中したのかな?みんなこの山ばかりに来ないで他の山へ行けよ。(自分たちのことはさておいて無茶苦茶言ってる)

駐車場は既にかなりの満杯状態。

駐車場から少し歩いてゴンドラが発着するセンターステーションに行く。

 ゴンドラに乗るためのチケットを買おうとして驚いた。既に長蛇の列で、隣の部屋までその列は続いているし、我々の後からもどんどん人が繋がる。チケット入手にこんなに時間がかかってはとんだ誤算だあ、折角早く着いたのにぃ・・・・・。結局ゴンドラに乗り込んだのは8時20分。8時前には乗りたかったのに。ここから私の本日の日程計画はどんどん崩れて行く。(涙)

ゴンドラから日光方面を望む。眼下に見えるのは丸沼。

 山頂駅に着きました。お天気はいいんだけど、肝心の日光白根山はまだ雲の中、まあこれからどんどんお天気は良くなってくるだろうからと、後に期待して登山口に向かう。

抜けるような青空だが、まだ雲が残っている所がある。
天空の足湯にも浸かりたい所だが、予定出発時間を大幅に
過ぎているので、直ぐに登山口へ向かう。

お花はリンドウくらいしか有りませんでした。
ま、夏は終わったんだから、しょうがないよね。

登山口にある二荒山(ふたらさん)神社。今日の山行の無事を祈願する。

 出発は8時半。周辺を散策する人、山へ登る人などで登山道は凄い行列である。こんなんで予定時間通りに山頂へ着けるのか?

道標は百名山だけにしっかりしています。

鬱蒼とした林の道の両脇は苔で覆われた所もあり
早くもおキノコ様発見。これはカベンタケかな。

多分クヌギタケと思うんだけど、やっぱりこう言うキノコは
採る気がしないな。(笑)可愛いけれどね。

「不動岩」と書かれてある地点に来ました。ロッククライミング
に最適そうな垂直の岩場です。

お馴染み、スギヒラタケです。昔は可食だったんだけどねえ・・・。

オオツガタケ発見と思って採ったんだけど、後でキノコ博士の
H先生に見せたら、マムシフウセンタケ(食毒不明)では無いかと仰る。
でも柄の縞模様が余りハッキリしてなかったので、ちょいと
違うようにも思えるのだが・・・。フウセンタケの識別は難しい。

 その後も道の両脇をキョロキョロしながら歩くので
ちっとも距離を稼げない。まあキノコが目に付くから
しょうがないよね。(目に付くんじゃ無くて探してるんだろ)

七色平へ行く分岐点に来ました。前回はここから阿弥陀池
回り、裏?の方から頂上を目指しました。今回は時間と体力の
関係でそのまままっすぐ進み、頂上を目指します。

ダケカンバの林の中を行きます。

ワンちゃんを連れた人もいました。このお山はペット連れでもOKです。
ワンちゃん、頑張って頂上を目指してね。

蟻の行列の如く進む登山者達。連休とあって若いカップル。家族連れ
が比較的多かった。

 途中大渋滞して立ち止まることが多かった登山道も漸く森林限界に来て歩きやすくなった。ここで小休止。番組のための収録もし、再び頂上に向かいます。後もう少し。みんな頑張って行くベえ。(オー!)

森林限界地点に来ました。前方には目指す頂上が見えます。
あと一息。

空にはうろこ雲。もう秋の空です。
お山は群がる蟻のように人で一杯です。
道はガレ場となって歩きにくく、急登ですが、後もう少しなので
みんな必死です。

振り向くと錫ヶ岳の偉容が目に飛込んできます。

頂上が近づくと、如何にも火山を思わせる風景に出会います。

頂上南鋒に着きました。祠が祀ってあります。
二荒山神社の奥宮に当たるらしい。山頂を表す標識は字が
すっかり消えて何の役も果たしていません。(笑)

最高点には登山者が群がっています。こんなに人がやって来るなんて
余程今日は日が良かったんだろうね。(笑)

最高点に来ました。三角点もありました。頂上は記念写真を
撮ろうと押すな押すなのラッシュアワーを迎えていました。
こんなに混んだ登山は初めてです。きっと富士登山もこんなだろうな
と思わず想像してしまいました。

頂上からは五色沼裏磐梯のそれとは違う)が見えました。
ここを経由して登る人も多い。

 山頂のピークは幾つもあるので、栃木県側のピークに引っ越しです。
ここは前回も昼食を摂った所で、良く晴れていれば男体山大真名子山
子真名子山、女峰山、帝釈山など栃木の連山が見えるはずだったんですが・・・。

残念ながら見えたのは男体山中禅寺湖だけ。その他の山は
厚い雲に覆われていました。晴天と言えど上手く行かない物ですねえ。

 さて下山です。いつまでも見ていたい景色ですが、そうも行きません。下る時は特にガレ場は滑りやすいので、注意が必要です。元来た道を辿ります。

錫ヶ岳の左に日本百名山皇海山が見えました。
まだ登ってない山なので、機会が有ったら行ってみたいですね。
もっと良く晴れていればこの方向に富士山も見えた筈なんですが、残念。

少し色づき始めた所も有りました。

 さて漸く下山してきました。ここでもゴンドラを待つ人達で長蛇の列です。待っている間にMさんがソフトクリームを奢ってくれました。ご馳走様。

下山したら日光白根山がその巨体を見せてくれていました。
でもそれも束の間。直ぐにガスに包まれます。どうやら明日は雨かな。

さらば、日光白根山

ガスの中に突入。まるで異次元世界に飛込んで行くよう。(笑)

下山後はセンターハウスの二階に有る「座禅温泉」で汗を流しました。

 さて一路柏崎を目指して帰ります。出発は午後4時35分。予定では7時頃には帰りたかったのですが、途中の「吹割の滝」の所と沼田インター手前で渋滞に巻き込まれ、散々な目に。結局帰宅したのは7時45分。最初の躓きが最後まで響きましたが、無事に帰ってこれたし、山は堪能出来たのですから、愚痴を言ってはバチが当たるでしょう。まあ、メデタシ、メデタシと言う所でしょう。