翌朝も冷え込みましたが快晴です。朝ご飯を済ませてチェックアウト。まずビジタ-センターに寄ってから下りる事にします。ビジターセンターは御岳山の情報センターと言った所で、コース説明や花、動物などの写真展示など御岳山の色んな事について学習出来ます。本来ならまずこちらを訪れてから回れば良かったんだけど。(笑)
ケーブルカー乗り場に行く途中で、向こうから見たような人が来ます。後にはTVカメラを持った一団が。ああ、何とNHKの「グレート・トラバース」でお馴染みの田中陽希さんではないですか。こんな低山へ来るとは? ああ、そうか、この先に300名山の大岳山が有るから、そこへ登りに来たんだなと思いました。後で一緒に写真を撮って貰えば良かったのにと言われましたが、相変わらず先を急いでいるようだったし、こちらもそれ程ミーハーではないので、敢えて写真は撮りませんでした。それにしてもこんな事って有るんですね。
さて青梅市観光、先ずは御岳美術館からにしようと思いますが、生憎建物は青梅街道にあって、今日は青梅マラソンなので車は通行止めになります。そこで吉野街道沿いにある玉堂美術館の駐車場に車を駐め、橋を渡って御岳美術館まで歩く事にしました。イラストの地図ではそんなに玉堂美術館と離れてないように見えたのですが・・・・。
さて肝心の御岳美術館ですが、歩けども歩けども中々その姿が見えてきません。途中で人に尋ねるとズーッと先との事。アイヤー、これは歩きにして拙かったかな。
漸く美術館に着きましたが、な、何と明日(2月18日)まで冬期閉館中との事。
ぶ、ぶわっかやろー!ここまで足を棒にして歩いてきたのにやってないとは・・・。キライだー。エーン!こんな雪のない街で冬期閉館はないだろ。チクショー!
脚の具合があんまり良くないが、ここまで頑張って歩いてきたUさんは我々にもっと事前によく調べておけって非難囂々です。そ、そんな事言うたかて・・・。あんなあ、ワテなあ・・・・。(お前、どこのもんや?)
しょうがないから、また対岸へ渡り、玉堂美術館へ戻ります。クソー、とんだ時間ロスだ。
玉堂たって浦上玉堂ではない。明治から昭和にかけて活躍した日本画家の川合玉堂だ。なんでも鑑定団なんかに良く作品が出て来ます。さぞかし立派な作品が数多く展示されているのだろうと思ったら・・・・。その展示されている作品のほとんどが複製だったのは残念だ。まあ展示すると傷みがひどくなるから、複製を展示しておくと言う理由も何となく分かる気はするのだが、少し残念だった。あと作品はなんでも鑑定団に度々登場するくらいだから、多くは売られてしまっていて、収集が困難なのだろう。まあ、建物や庭が良いだけに些か拍子抜けだった。
玉堂美術館と違って次に訪れた「櫛かんざし美術館」は掛け値無しに凄かった。岡崎智子さんと仰る方の40年に亘るコレクションを基に集大成された物らしい。
鼈甲細工、螺鈿や漆細工の数々の櫛、かんざし、矢立などきわめて精巧な作品が年代ごとに見る事が出来るのは貴重だ。また日本髪の変遷も中々興味深く見る事が出来た。ここは是非とも訪れるべき美術館で有ろう。
青梅市には「赤塚不二夫会館」や「昭和レトロ商品博物館」が有るレトロな町並みや、「青梅鉄道公園」、「小澤酒造」、「吉川英治記念館」などまだまだ見たい所が沢山有ったのだが、時間が有りません。それはまたの機会と言う事にして帰路につきました。