Kさんが第5回アナログサミットに参加して欲しいと妙高オーディオ倶楽部から頼まれた。私もオーディオ機器の運び役として同伴する事になり、久し振りに妙高オーディオ倶楽部の催し物に参加した。今回はアナログオーディオ中心の発表会だ。それだけに些か期待していた。
途中で休憩した妙高SAからの妙高山(向かって左)と火打山(右)。
残雪の山が快晴の青空にクッキリと浮かび、美しい。
会場は妙高池ノ平スキー場の近く、ロッジ「コクハ」。皆さん、発表前の準備に余念が無い。
これがかの有名なナグラのオープンテレコ。当時ン十万円したあこがれの逸品。今持って美品である。
このテレコを使ったテープ音楽再生はトップバッターSさん。生録音したクラシック音楽が最高に素晴らしかった。
妙高オーディオ倶楽部SIさん愛用のガラード301のプレイヤー(右)。アームはオルトフォンRMG309とグレイのオイルダンプアーム。
左のアンプ群は本日参加してくれた方のイコライザーアンプやパワーアンプ。
妙高オーディオ倶楽部会長のTさんが使っていた珍しいスタックスのコンデンサーカートリッジ(モノラル)を組み込んだプレイヤーとそれに対応するためのアンプ。アンプは軍関係で使われていた時代物のように見えるが・・・。
針圧1gでトレースするスタックスのコンデンサーカートリッジ。重低音は出ないが
爽やかな音で再生してくれた。
本日使用するスピーカー群。一番奥の両端がアルテックA7、手前真ん中が本日Kさんが再生するシャンソンのSPレコード再生用に急遽妙高オーディオ倶楽部のSAさんが用意してくれたジェンセンA12フィールドタイプ。コーン紙は柿渋、エッジはセーム革といずれもSAさんの手に成るもの。感謝です。手前両端のスピーカーはフィリップスの20cmフルレンジ。(ダブルコーンです)これはなかなかいい音がしました。
3組の発表が終わり、休憩に入りますが、ただの休憩じゃ無い。(笑)真空管の2A3を使ったパワーアンプの聞き比べです。これは4名の発表がありました。
中でも美しいアンプだったのがIさん制作の2A3ppのこのモノラルアンプ。ケヤキ材を使用した素晴らしい出来栄えだ。音は私は3番目に発表された方が製作した2A3シングルのステレオパワーアンプが一番しっくりした。
休憩の後は東京から駆けつけたYさんの発表で、最近嵌まっているジャズヴォーカルのレア盤の紹介だ。ジャズヴォーカルと聞いては黙っていられない私だが、その私も持ってないし、知らない盤が数枚有った。まあ、ホント、ジャズヴォーカルの盤は星の数ほどあるね。(笑)
次いで発表されたのは60年代に流行した洋物ポップスのシングル盤メドレー。私はその時代の体験世代だから、これは大いに楽しかった。しかも発表者のKAさんっはプロジェクターまで用意してきて、ご自分で作ったスライドを映し出して、視覚の方でも楽しませてくれた。大受けだったので、次回の発表会で第2弾をやれとの声多数。(笑)
KAさんによる懐かしい60年代ポップスのシングル盤15曲メドレー。ディスクジョッキーさながらで、やんやの喝采を受けていました。
最後はLCRイコライザーアンプの発表。妙高オーディオ倶楽部のSAさんがMさんより依頼を受けて製作しました。贅沢な部品を使った豪華なアンプです。他にももう1名の方のイコライザーアンプの発表も有りました。こちらもなかなか面白かったですよ。
SAさん制作のLCRイコライザーアンプ。見ただけで豪華です。(笑)
こちらは裏側。
夕刻6時半から懇親会でしたが、もう帰らなければならないので、一足先に帰らせて戴きました。色んな音が聞けて面白かった一日でした。もうオーディオは年寄りの趣味になってしまったけれど、好きな仲間同士が集まって、それぞれの作品を発表し、語り合うのは素晴らしい事でも有り、また楽しい事です。また機会が有れば参加してみたいですね。