すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

自分の趣味と子供の趣味と

 親にとっては自分の趣味を子供が受け継いでくれたら、これは有りがたい事ではないかと思う。かりにそれが自分ほど極めていなくてもだ。私の場合、オヤジ殿の趣味は将棋であった。私はこれを中学生になるまで満足に習得していなかった。覚えたのはオヤジ殿が教えてくれたのではなく、友人のK君からやらないかと誘われたからである。それが無かったら多分私はオヤジ殿の趣味を継ぐ事はなかっただろう。

 

 だが継いだには継いだが、私の将棋の腕前はとてもオヤジ殿には遙かに及ばなかった。一時期熱中はしたものの、仕事が忙しくなるとやっていられなくなった。将棋というのは相手を必要とする物だから、こちらの空き時間と相手の空き時間が一致しなければ駄目なのである。そんな訳で勢い私の趣味は一人でやれる物となった。

 

 それが音楽鑑賞だが、結局今持って続いている所を見ると、肌に合ったのだろう。しかしこの趣味とても私が自然と嵌まったのではなく、音楽好きの兄の影響があった事は明らかだ。してみると私はオヤジ殿と兄の趣味を受け継いだ事になる。おお、何て俺は親孝行且つ兄弟思いの息子なんだろう。(自画自賛するな!)

 

 しかし、私のこのオーディオ、音楽趣味を引き継いでくれる奴はいそうもない。私は結婚してないので、当然子供はいないから、それは無理だが、甥っ子や姪っ子にもその趣味はない。大体今の子供は趣味に嵌まると言うことが少ないように思える、我々と違って満ち足りた子供時代を過ごしているから、ハングリーになる事がないせいか?

 

 そうなると今迄集めたレコードや投資したオーディオ機器の始末をどうするかが悩ましい。これとても後数年もしたら終活に入らなければならないのかも知れないが、物の無い時代に育ったオジサン達としてはあっさりと処分出来ないのである。うーん、突然甥っ子や姪っ子がオーディオに目覚めてくれればいいんだけど、そうこちらの都合に良いようには行かないわな。多分私の死後は彼等の小遣いになるような気が・・・・。トホホ。