すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

日本人力士贔屓が過ぎるんじゃない?

 今日の大相撲、栃ノ心―朝の山戦をみてその判定にはらわたが煮えくりかえる思いだった。明らかに栃ノ心が勝っていたのに、物言いを付け、いや物言いを付けたのはまだ確認の意味も有るから許せるが、ビデオを参考にしていながら長々の協議。しかも栃ノ心の出たとされる踵跡は確認もせず、延々と協議を続けた。一体何を協議したのか、観客には大した説明もせずに、強引に朝の山の勝ちにした。ネットの書き込みは当然相撲協会に対して非難囂々で有る。

 

 大関復帰に向け、また優勝のチャンスが残る栃ノ心にとっては大事な一番。朝の山にとっても同じく優勝がかかる一番だ。それなのにこんな判定で勝敗を覆されたのでは勝ち星を拾った朝の山にとっても気分のいい物ではないはずだ。

 

 ビデオを判定の際に導入したのは誤審を無くすためではなかったのか? それがこんなに協議に時間が掛かったのは、勝負は明らかに栃ノ心が勝っていたのに、どうしても勝たせたくない審判がいて、強引にそれを押し通した疑いが濃い。特に阿武松親方。本来審判長なら、こんなに揉めるのなら、さっさと取り直しの提案をしただろう。それがそうならなかったのは、どうしても日本人力士に優勝させたい心理が働いたからだろう。これはあまりにもひどい。もしそうでなければ、ネットでこれだけ問題になっているのだから、相撲協会は朝の山が勝っているという証拠を示すべきだろう。(まあ、そんな事は間違ってもすまい)

 

 阿武松親方と言えば前日の朝の山―佐田の海戦の物言いの後の判定説明でちんぷんかんぷんな説明をしていた親方だ。こんなに説明下手な親方を審判長にするのはどう見ても人選ミスだ。行事には差し違えをすると、進退伺いを出せと厳しく咎めるくせに、審判部にはこんな誤審や説明間違いをしても何のお咎めも無いのか? お手盛りもいい所だ。

 

 もう協会の日本人力士贔屓にはうんざりだ。白鵬のやる事には何でもかんでもいちゃもんを付け、自らの失敗には頬被りする。稀勢の里大関横綱昇進時には規定を破ってでも昇進させ、長期休場しても引退勧告は中々出さない。そのくせ鶴竜などの休場が長引けば、すぐに結果を求める。そんなに日本人力士が大事なら、もう外国人力士は今後一切入門させなければ良いではないか。それがそう出来ないのはもう相撲が国際化して、日本だけのもので無くなってきているからだ。しかしそもそも日本人力士のなり手が少なくなったから、外国人力士を導入したのだろう。最初の関取が高見山だ。そして現在は幕内力士のかなりの数が外国人力士だ。言わば今日の相撲協会の隆盛を支えているのは彼等と言って過言では無い。

 

 それなのに相変わらずの日本人力士贔屓。横綱審議委員会にもその傾向が見受けられる。酷い依怙贔屓だ。残念ながらマスコミにもその傾向がある。明日の新聞で「世紀の大誤審ではないか」などと書くようであれば、まだマスコミにも些かの良心が残っていると思えるが、そうでなければ、相撲協会に忖度してるとしか思えない。まあ、最低でも相撲協会から何らかの説明を受けて、それを公表する義務があるだろう。貴乃花親方の問題でゴタゴタし、またこんな事をやっているようでは、もうファンは相撲から離れるよ、ホントに。60年も相撲ファンをやっている私も流石に相撲協会には愛想が尽きた。

 

 こんな事をやっていれば外国人視聴者も呆れかえるだろう。故国を離れ、一所懸命相撲をやっていても、日本人力士には有利な判定をされると思うに違いない。この相撲協会の体質を変えるには世論が一番なのだが、その前に自浄作用を発揮することを協会には望みたい。