すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

町内会長のなり手はいないかー?

 町内のOさんがやって来て町内会長の候補になりそうな方の心当たりはないかと言う。訊けばOさんは町内会長、副会長の選考委員の一人なのだそうだ。Oさんはまだうちの町内に越してきてから10年ほどなので、余り町内の方達にはそれ程詳しくないと言う。

 

 私には会長になって欲しい方の心当たりが数名有ったが、うち一人は打珍してみたが、ちょっとした行き違いもあったそうなのだが、断固として断られたそうな。うーむ、それは弱ったぞなもし。私も丁寧にお願いすれば、その方なら引き受けてくれるのでは思ったのだが・・・・。

 

 で、今日もう一名別な方に空いている日にお会い出来ないかと電話を掛けてみたが、多忙で中々時間が取れないという。ではやむを得ないので、失礼を承知で電話で会長就任の件をお願いしてみたが、もう現時点でライオンズ・クラブなどの役に就いているため、ちょっと無理だと仰る。まあ、半分逃げ口上にしても彼は顔が広いので、色々と忙しいのは確かだ。それは私も分からない訳では無いし、元々私は選考委員ではないので、それ以上しつこくお願いする事は避けた。

 

 さてもう一名頭に思い浮かぶ人がいるのだが、その方はまだうちの町内に越してきてから3年余りだから、恐らく町内の事はまだ良く分からないからと言って、辞退される事は明白だ。そもそも古くからこの町内に住んでいる方が誰も一肌脱ごうとしないのが残念だ。

 

 会長はどうしても多忙になるし、責任もそれなりに持たなくてはならないから、自分の時間は少なくなるし、雑事も多くなり、煩わしいのは分かるが、今日この町内に暮らして色んな行事に参加して、楽しい思いをし、また環境面や暮らしに置いても恙なくいられるのは町内会有っての事だ、その長たる方達に長年お世話になって来た筈だ。つまりは会長無くして町内会はあり得ない。

 

 任期はわずか2年。その僅かな期間を骨を折ってやろうというものはいないのか?うちの町内も私が越してきた頃はまだ町内会も若く、青年部なる組織も有り、活気に満ちていた。人材も豊富だったし、知らぬ顔をする者はあまり無かった。

 

 しかし昨今はどうも人のために骨を折ると言う考え方は廃れてしまったようだ。自分の生活さえ安穏と出来ればいい、人と余り拘りたくない、面倒臭い事はしたくないと、まるで都会風な考え方になってきた。特に若い方達は町内や職場でのつきあいよりも、友達関係のつきあいを重視する考え方になってきているから、余計始末が悪い。

 

 尤もうちの町内は40代から50代にかけての者達はそれなりにやる気は有るのだが、問題は私達や彼等との世代を繋ぐ層に人材がいない点だ。逆に言えば今少し彼等に繋ぐ何年かやってくれる人がいれば困らないのだが・・・・。

 

 外部の機関で町内会長になってくれる人をお願いする意見や、会長を各世帯持ち回りにして、町内行事などは一切やらないという意見も有ったが、都会じゃ有るまいし、隣の人が孤独死をしていても分からない町内にしてもいいのかと言う思いがある。

 

 滅私奉公という言葉が有るが、他人のために働くと言う考え方は古いのかねえ。今般の台風19号の被災地に訪れる若い方々を見ると、決して今の若者も捨てたもんじゃ無いと思うのだが、案外私らみたいな世代が実は自分大事な考え方なのかも知れない。それにしても会長になってくれる人はいないかねえ。