すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

頑張ってるなあ

 体育館で久し振りにSさんと会った。いや、久し振りなのは私が体育館に来るのが本当に久し振りだったから、会うのが久し振りになっただけだ。しょっちゅう来ていれば、Sさんは毎日のように来ているのだから、幾らでも会えたのだ。私が如何に練習してなかったかがお分かりだろう。

 

 Sさんは学生時代別に陸上競技をやっていた訳でも何でもない。それが走るようになったきっかけは、まだ30代の時に怪我をして入院したのがきっかけだったそうな。退院後、リハビリのため走ったのが始まりだ。以来72歳の今日までどのランニング・クラブにも属さず、黙々と毎日走っている。

 

 中々出来ることではない。私なんか楽な方、楽な方へとつい流されてしまうから、練習をサボるのは得意技だ。彼のたゆまぬ努力には頭が下がる。それでいて全然自慢めいたことは言わない。市民ランナーの憧れのサブ・スリーを何度も達成している。つまりフルマラソンを3時間以下で走ることだが、私なんか一度も達成したことがない。いや、それどころか今は4Kほどを走るのが精一杯という体たらくだ。

 

 Sさんは72歳の今もうちの市で年2回行われるフル・マラソンに出場して完走するという。凄い。この秋のフル・マラソンは5時間を掛けて完走し、年間走行距離は今年は4,000kに達したそうな。驚くばかりで有る。

 

 その彼が言うには

 「いや~、歳を取ったからもう走っていても踏ん張りが利かないというか、蹴る力が弱くなって駄目だ。それにフル・マラソンの最後の方になるとよれよれになって、おかしな格好で走っている」

との事だが、もうフル・マラソンに出て完走すると聞いただけで尊敬する。今日も1周217mの体育館の周回コースを50周して帰って行った。え、オイラ? アタシはその半分がやっとでございますわ、ホホホ。まあ、見習わなくてはならないと思っている先輩だが、思うだけで体が中々動かないのが、切ない所。まあ、Sさんのようにフル・マラソンとまでは行かなくても、せめて10k走れるようになるのを目標としますか。