すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

ミニクラシック鑑賞会?

 一昨年の春に我が家で行ったコミセン企画の「音楽鑑賞会」。それに用事で参加出来なかったので、是非我が家の音を聞いてみたいと、地区の女性二人が申し込んできました。二人とも私より年上なので、些か気後れしますが、「来る者は拒まず、去る者は追わず」が私の信条。快く引き受けました。

 

 MさんとKさんのお二人は約束の午後3時に来宅。あれ、手土産のお菓子なんか持って来て戴いて悪いなあ。我が家の食糧事情が悪い事をご存じなのかしら? エー、差し出された物は遠慮無く戴くのが私の主義で有りまして、出された方の気が変わらないうちに早くしまわなくちゃ。(アホ、アンタじゃ有るまいし)

 

 お二人とも我が家のスピーカーの大きさに驚かれたようですが、もっと病気の方が茨城には沢山棲息していますと、例によってオイラは極めて正常だと訴え、茨城の方々には病人になって貰います。(ヒドイ!)んで、早速、曲を掛けます。まずはヘンデルの「パッサカリア」。ギターの音色が心に浸みます。

「すかんぴんさんはいつもこんな感じで聞いているんですか?お酒をチビリチビリやりながら聞いたら、最高でしょうね」

と言われるので、

「宜しかったらちょっとだけお酒を召し上がりますか? ちょうど先日の土曜日に新年会をした時のお酒が余ってるんで。戴いたお酒なんですが、『越乃寒梅』の純米吟醸なんで美味しいですよ」

とお菓子を戴いたお礼という訳じゃ無いけど、車を運転してこなかったMさんへ薦める。えへへ、他人(ひと)の褌でしっかり相撲を取ってま~す。

え、お酒が美味しい上に聴かせてくれる曲がまたいいですって? 嬉しいねえ。ほれ、チーズ食いなせ、おつまみ食いなせと最早「森の石松三十石船」状態。(笑)

 

 Mさんはクラシックファンとの事なので、次いでモンティーの「チャールダッシュ」、グルックの「アウリスのイフゲニア序曲」などを掛けたが、どうもお二人には余り馴染みのない曲と見えて、私は風変わりな曲を聴く変人と思われたようだ。(確かにアンタは変人だと思うよ、ウン)しょうがないから少しはポピュラーな物を掛けるベえ。

 

 ショパンの「英雄ポロネーズ」、ヘンデルの「オンブラ・マイフ(ラルゴ)」、クライスラーの「愛の喜び」「愛の悲しみ」、ドヴォルザーク、「新世界より」など。どうです、これなら聞いた事有るでしょ。お二人とも我が家の音の良さに大いに満足されたようで、私も嬉しかった。何せ我が家の音がここまでになるまで、多くの人のご協力を戴きましたから。その方たちの事を思うと尚更鼻高々です。

 

 Kさんが用事があるので5時までに帰らなければならないというので、お開きにしましたが、機会があったらまた聞きたいとの事。はい、ウチは音楽好きの方は決して拒否は致しません。あ、そうそう、次においでになる時は是非手ぶらで来て下さい。謝礼金として決して万札など包んで来ないよう、固くお願い申し上げます。(それって断ってるんじゃなくて催促してるんじゃないの、アホ!) 

 

 短い時間では有りましたが、楽しいひとときでした。音楽ファンが増えてくれるのは結構な事です。あ、ついでにオーディオファンにもなってくれたらもっといいな。私の持論、「人は美味い物を食べてる時といい音楽を聴いてる時は幸せな気分になれる」。ハイ、お後が宜しいようで。