最近見る気が無くなってきたのがＮＨＫの「チコちゃんに叱られる」である。まあ最初の頃は目新しい番組だし、ＮＨＫにしてはずいぶん思い切った番組を作ったなと言う事でよく見ていた。結構為になる質問も多かったからである。
しかし最近はネタが無いのか、余りどうでもいいような質問も取り上げるようになってきて少しつまらなくなってきた。そして最近は気になる企画もある。それは番組の進行役を務める岡村君の「嫁探し」である。これは本日のYahooニュースでも取り上げられていたので、我が意を得たりと思ったものである。そう思っていたのは私一人では無かった。
岡村君がいくら芸人とは言え、カラスのキョエちゃんが訪れる町の素人の娘さん達を巻き込んで「ム～リ～」と言わせるのは、いくら何でもやり過ぎでは無いだろうか。これでは岡村君が自分で嫁探しが出来ない能無しなので、キョエちゃんが代わってやってくれて（しかも形だけ）おちょくるために女性達を登場させている事になる。これでは中々結婚出来ない独身男性いびりだ。見ていて凄く不快になる。
まあ、私が不快に感じるのは、私も67歳になる今でも嫁さんがいないから、自分をおちょくられているように思うからだろう。大体嫁さんがいないのがそんなに悪い事なのか？ 人には事情があって結婚出来なかったこともあろう。この「岡村の嫁探し」コーナーは単に独身時代が長い芸人さんをからかって笑いを取ろうとしているようだが、全然笑えない。これが漫才コンビ同士でおちょくり合うというのならまだ分かるが、素人さんに言わせるのは問題有りだ。明らかにやらせだし、言っている女性達も気持ちは決して良くないと思う。
そもそも市町村の色んな産業を紹介したいのなら、そのまま「キョエちゃんの仕事場訪問」か何かのタイトルで取材すれば良いでは無いか。それが全然関係の無い岡村君の嫁探しと絡ませるのは冗談でも気持ちの良いものでは無い。
いくら人気番組だとは言え、そこまで調子に乗ってやる内容では無い。即刻この企画は止めて貰いたい。またもう一つ苦言を呈したいのは、番組当初からチコちゃんが「ねえねえ岡村」などと年長者の名前を呼び捨てにする事である。いくらチコちゃんが物知りの設定だとしても礼節を守る必要はあるのでは無いか。親しみやすさを出すのなら、いくらでも方法があるはずである。大体この「ねえねえ･･･」は絶交した私の友人が絶えず使っていた台詞なので、それが思い出されて胸くそが悪い。（笑）
この番組は小さなお子さん達にも人気の番組であるはずだ。悪い点は改めて、少しでも子供さん達の良いお手本となるようにして貰いたいものである。おお、今日は珍しく決まったな。（笑）
