すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

PCR検査

 毎日のように報道番組でPCR検査の事が議題になっているが、ここへ来てそれが少し少なくなってきているように思われる。一部番組で一時あれ程必要性を説いていたコメンテーターが今はそんな事はどうでもいいような発言に変わってしまった事からも、どうも何か報道の一部に嫌がらせが有ったり、圧力が掛かっているのでは無いかと、私なんかは思ってしまう。実際厚労省の役人が羽鳥慎一モーニングショーにイチャモンを突きつけていた事も有る。

 

 どうも安倍首相取り巻き応援団やネトウヨ連中が寄ってたかってPCR検査をやり過ぎると医療崩壊を起こすだの、余り検査をやらなかったから医療崩壊を起こさなくて済んだのだとおかしな事をSNSツイッターでまくしたてているのにも原因があるようだ。これに気圧されてか先程言ったように官邸辺りから圧力が掛かったか知らないが、報道番組の中にも腰が引けて検査数増加反対に回った番組も少なくない。

 

 しかしWHOの事務局長もとにかく検査だと言っている。事実日本以外の国はしっかり検査数が伸びている。これに対して日本は3月末には検査能力が8000件になると言いながら、未だに実際の検査数は平均すれば何百件程度である。韓国なんかと比べれば検査数が一桁違う。しかも韓国は毎日の感染者数がピーク時に比べて明らかに急激に減っており、医療崩壊も起こしてはいない。終息に向かっていると言っていいだろう。

 

 韓国はドライブスルー、ウォークスルーなどあらゆる手段で検査を実行しており、これで陰性、陽性の白黒が付いて、結果的に自主的な活動自粛に繋がっていると思われる。これに対して我が国は一部の安倍応援団芸能人などは感染者数も公表する事は無いなどとまくし立てている。しかし検査を行わずして症状の軽い人は自宅待機にするとか、活動自粛にするとかはどうやって選別するのか。現場で対応に当たっている医師の方々は押し並べて肺炎症状の有る方なら検査をし、それほどひどくならないうちに処置すべきだと言っている。だが現状は医師が検査が必要だと判断しても中々検査してもらえない状況が続く。一体これはどうなっているのだ。

 

 こうした何故出来ないかが毎日のように報道番組で政府側ともっと増やすベきだと訴える医師達の間で議論が交わされるが、増やすようにしているとの政府の答弁とは違って一向に数は増えてこない。そもそも明日はこれからの活動をどうするのかと言った判断が下される日であるが、しっかりしたデータが出ていない現状で何を判断の基準とするのか。また思いつきで発表されるようでは甚だ国民は迷惑する。

 

 一体何で検査数をこんなに低く抑えておく必要があるのか。実際の感染者数が増えると困る理由でもあるのか。寧ろ感染者数が増えても医療崩壊が起きないようにちゃんとした対策を施しておく方が先決である。実際病院の中には指定病院で無いにもかかわらず、コロナ対策をしている病院もある。現場の方が政府よりよほど危機意識が進んでいる。

 

 まさかこの後に及んでまだ東京オリンピックを予定通りやりたいなどと本気で思っているのではないだろう。そんな事は世界の感染状況から判断しても無理な事は分かっている筈だ。大体トランプ大統領でさえ延期が望ましいと公言しているではないか。国内スポーツ競技ならまだしも、オリンピックは各国から選手が集まるのである。果たして各国が選手団を派遣するかどうか。況してや大した検査も行わない日本のデータは当てにならないと、各国は皆思っているのにである。

 

 散々開催するかしないか引っ張っておいて、後で出来ませんは反って選手を期待させておいて傷つける。その為にこそ正確なデータが必要なのである。マスコミもいい加減政府にヨイショばかりしてないでメディアの誇りを持って正しい情報を伝えて欲しいものだ。