すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

後手後手の対策とおかしな給付

 ここへ来て政府の明らかな新型コロナウィルス対策が後手後手に回っている事がはっきりした。そもそも日本は中国や韓国に次いで発生が早かったにもかかわらず、その対策は今じゃ各国よりも遅れた物となっている。しかも自粛要請も唐突に求めたかと思えば、何の根拠も示さずにまた学校の授業開始は各自治体の判断に任せるなど、実にいい加減だ。

 

 そしてこの新型コロナウィルスの流行により宿泊業、観光業、バス、タクシー会社、フリーランスの人々などにも未だ給付すら行えないのである、中には99%も収入が悪化した所なんてのもある。借り入れ金の申請をしてもそれが実現するのも直ぐでは無いし、借りればまた返済しなくてはならない。

 

 それなのに政府は観光や外食に使途を限定した商品券を考えているという。

バッカじゃなかろうか。そもそも不要、不急な外出はお控え下さいと要請しているのに、何で観光用途の商品券なんだ。更にこれが配られるのに一体どれくらいの期間を要すると思っているのか。今する事は真っ先に収入が大幅低下している人達や業者への現金給付であろう。

 

 これを先にそういう人達にだけ給付するのは不公平だという声もあろう。しかしそういう人達はもう既に頑張りきれない所まで追い込まれているのだ。曲がりなりにも収入のある人達は後回しになったって仕方があるまい。私がいつも言っている「轍鮒の急」である。だいたい給付金などは全国民一律では無く、金持ちになんぞに足る必要は無い。経済的体力があるのだから。新型コロナウィルス肺炎で言えば、軽症者は自宅でおとなしくしていてもらって、重症者から医療を優先させるのと同じ事である。

 

 だから給付不平等大いに有りと私は思っている。真っ先に救わねばならない低所得者層や仕事を失っている者たちから給付を始めるのは当然の事なのだ。例えば興行収入が収入の大部分を占めている業者なら、人の集まるような閉所での興行をj祝して下さいと言っても、収入の道をたたれてどうやってやって行けというのか。その職業や仕事を選んだんだから自己責任というのは余りに酷ではないか。他の国々は自粛させる代わりにそれなりの給付を行っているのに、我が国は未だ動こうとしない。やってけないから我慢しきれずに再び興行を開始するのだ。確かな保証無しに自粛だけ求めるのは無理が有ろう。

 

 この新型コロナウィルス禍が収まった時、これらの業種の方々が駄目にでもなっていたりしたら、直ぐの経済復興は有り得まい。どうかそこの所を考えて国や自治体には適切な給付と迅速な処置をやってもらいたいものだ。