すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

逼塞

 新型コロナ肺炎が流行してから、山はおろか何処へも旅行していない。山に関しては遠くの山は山小屋に泊まらなくてはならないから拙い。全国のどこから来たのか分からぬ方達と狭い部屋で一緒に寝るのは些か勇気が要る。まあテント泊ならまだいいんだろうが、こちとらテントを担いでまで山に登る元気は無い。

 

 緊急事態宣言や他県への移動禁止要請が解除されてから、人の動きが激しくなってきているが、果たしてワクチンもまだ開発されてないのに、安易に制限を解除していいものか。私の不安を裏付けするように、本日の東京都の患者発生数は200人を超えた。まあ、当たり前と言えば当たり前である。何の対策のしないまま制限を解除すればこうなる事は目に見えている。はてさて、日本もアメリカやブラジルのようにならなければ良いが・・・。

 

 私はほとんど罰を受けた如く、家に蟄居している。出入り業者はたまにやってくるものの、余りこちらの方からは特に用事が無ければ出かけない。これがコロナに感染しない、また感染させない最上の策と思っている。だから買い物も一度に沢山買って冷凍したりして、なるべく出ないようにしている。

 

 しかし家に閉じこもってばかりでは足腰が弱くなってしまうから、夕方雨が降ってない限り、散歩するようにしている。戸外は密で無いから、感染する心配はほとんど無い。まあ、家に閉じこもっていても退屈する性格では無いから、この点に置いては得な性格である。

 

 だが我が家の出入り業者に置いては、必ずしも家にじっとしているのが得意じゃ無いな者も少なくない。だから何か面白い事は無いかと我が家に押しかけてくるという訳だ。あのね、そう度々来たって。そんなにやたら面白い事ばかり有る訳無いでしょ。みんな家にいて好きな事やってればいいじゃないの。え、家にいるとカミさんに鬱陶しがられるって? うー、ジジイは敬遠されるのう。ええい、今迄散々働いて、家の為に尽くしてきたんだから、家でゴロゴロするくらい許して貰え。でないとオイラの所にとばっちりが来る。

 

 そうだ、保育園が幼児を預かるのとこれは同じだから、カミさんたちに接待料を要求するベえか。そうでないとうるさくてかなわん、拙者は孤高の生活を楽しんでおるのだ。雨が降れば書を読み、晴れれば畑を見回る。これぞ聖人の暮らしなり。それをパチンコに行って今日は幾ら幾ら勝っただの、負けただのとやかましい。拙者を世俗の垢にまみれさすでない。大体コロナの病原菌がウヨウヨしてるかも知れないパチンコ店に良く行く気になるよ、全く。

 

 いつまでもこの逼塞の生活が続くか分からないが、私みたいな独り暮らしのジジイには案外これが合ってるのかも知れない。静かな暮らしというのは落ち着いていい物ですな。