すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

仲直り

 長年の友達に決別宣言を申し渡したのは凡そ一月前だったが、それを心配してくれたフーさんがはるばる茨城県からやって来て、二人の仲を取り持ってくれた。

「二人とも俺の長年の友人だから、関係がこのまま終わってしまってはいけないよ。修復するなら早いほうがいい」

と解決に乗り出してくれたのだ。

 

 実は私も振り上げた拳の下ろし場所に困っていた。仲違いしたコーさんは別に裏表のある人間では無く、ただちょっと自分に甘いだけの人だ。その我が儘を何回か私が体験したが、偶々今回は我慢できなかったのである。私ももうちょっと辛抱すれば良かったのかも知れないが、コーさんのためにもいつも我慢していてはいけないと、絶好宣言を発したのである。しかし中々彼はユニークな友であるし、正直このまま終わらせるのは惜しいと思っていた。願わくは彼の方から歩み寄ってくれないかと勝手な事を考えていた。

 

 しかし彼も一方的に絶好宣言を下されたのは癪であろうし、彼なりのプライドもある。謝ろうとしても私が取り付く島を与えないので、彼もどうしようも無かったのである。そんな折、第三者のフーさんが調停に乗り出してくれたのは渡りに船だった。私としては最悪1年程度今の状態が続いてもしょうがないと思っていたが、フーさんの言うとおり、長引けば確かにコーさんも我が家の敷居が高くなって来づらくなるだろう。

 

 だから積極的に間に入ってくれる人がいれば、私もコーさんもまたスムーズに行き来できるのだがと、都合のいい事ばかり考えていた。しかし近くの友人たちは私やコーさんの性格を熟知しているから、間に割って入りにくかったに違いない。それでも遠方のフーさんが間に入ってくれたのにはただもう感謝である。お陰で僅かな期間で関係を修復出来た。

 

 とは言え、いったんヒビの入った間柄。全てが元に戻るにはまだ時間が必要だろう。少しギクシャクした期間があるかも知れないが、フーさんの努力に報いるためにも、また分かれる羽目になる事は避けたい。今回の事はコーさんにとっても私にとってもいい勉強になった。周りの友達にも大いに心配をかけた。今はその方々に感謝しつつ、コーさんとの交友を大事にしたい。皆さん、有り難う。