以前私はDisk Mirroring Toolと言う指し分けファイルだけをコピーする便利なファイルコピーソフトを使っていて、Cドライブ以外のバックアップにも使っていた。フォルダからフォルダへのコピーであるが、いくつも設定出来るし、テスト機能もあり、設定が簡単な事もあって、大変使い勝手が良かった。これを私は随分長い間使い続けていたが、かなり前のOS時代のソフトと言う事もあり、確かもうWindowsXPの頃は少しエラーが出るようになっていたが、便利なので我慢して使っていた。
しかし流石にWindows７時代になるとエラーの数が多くなり、まともには使えなくなっていた。そこで色々と探してはみたものの、フリーでこれほど使い勝手の良いソフトは見当たらなかった。コピー操作の設定が一つしか設定出来ない物や、設定が煩雑な物、テスト機能の無い物などばかりであった。
そこでいちいちファイルを一つ一つコピーするか、ドライブごとバックアップを取るかしていた。しかし前者はどれが最近更新したファイルかを忘れていたり、毎回いちいち取るのが面倒で、数ヶ月に一遍くらいしかやらないようになっていたし、後者はバックアップに取っていても復活させる時エラーが出る事が多く、実際には役に立たない事がままあった。
だから今回もネットに繋がらなくなった時、バックアップファイルで復元しようと試みたが中々上手く行かなかったのである。幸いにもクローンディスクがあったので、半年前には戻す事が出来たが、うっかりDドライブ、Ｅドライブのバックアップを取らなかったので、これも半年前の状態になってしまったのである。つまりＣ，Ｄ，Ｅドライブは同一のディスクに入れてあったので、クローンコピーした時、全部半年前の状態になってしまったのである。
まあ、Ｄドライブは5月頃のバックアップが取ってあって、それの復元は上手くいったので、些か助かった。ただそれでも二ヶ月前の情報であるから、ファイルの復旧には難渋している。こういうことを考えると、Cドライブはファイルコピーでは出来ないから、バックアップを取るしか無いが、他のドライブは単なるコピーツールの方が確実だし、バックアップファイルから果たして上手く復元出来るかどうか、ハラハラして見ていなくて良いからお気楽だ。（笑）
ただドライブ全体のコピーと言う事になると、ファイル数が多かったり、ファイル容量の大きいファイルが有ると、コピーにやたら時間がかかる。毎回毎回そんなに時間のかかる事はやってられない。私がデータのバックアップを頻繁に行わなかったのはそんな理由もあった。
その点指し分けファイル（変更の有ったファイルや、新たに作成したファイル、また削除したファイル）だけをコピーするソフトというのは短時間で終わるから、誠に便利なのである。しかしその便利なソフトは前述の如く、最早今のOSでは使い物にならなくなっていたから、がっかりしていたのだ。他のソフトではイマイチしっくり来ない。弱ったなあ。
諦めきれない私は以前使っていたソフトの改良版でも出ていないかと検索したら、何とこれが有りました。元のソフトとは作者が違って、改良された方は元のソフトにunicodeの含まれるファイルやフォルダも含まれるようにしたとの事。これを早速ダウンロードし、使ってみた所、エラーも起きずバッチリです。長年使っていたソフトだけ有って、使い方なんぞマニュアルを見なくても分かる。（笑）相変わらず使い勝手が良く、バックアップもCドライブ以外はこれでOKです。
これで今回のような事故の際も安心してファイルを復活出来ます。何方が改良して下さったか知りませんが、そのソフトファンの皆様に成り代わりまして御礼申し上げます。ペコリ↓。
