すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

お帰り、ゴリ君

 家を改築する際、独り身なので車庫の二階で暮らしていた。その際同居していたのが縫いぐるみのゴリ君であった。彼はそのずーっと前に人気を博していたキャラで、大きいのから小さいのまで様々なバリエーションがあった。

 

 当時コーさんがこの小さい奴を持っていて、中々かわいい奴だと思ったので、私も買った。しかしどうせ買うなら強烈なキャラクターの持ち主がいいと思い、一番でかい奴を買った。確か5千円くらいだと思ったが・・・。

 

 このゴリ君、小さい奴をスケールアップしたのかと言うと然に非ず。此奴は小さいのに比べて頭が異常に大きいのだ。一応蝶ネクタイをしているのだが、首が無く、頭が極端に大きいから、ネクタイをしているのが見えない。(笑)

 

んで家を建て直す前は二階のオーディオ・ルームのソファーに座らせていたのだが、頭がでかいので出入り業者共の餌食になる。即ち必ず頭に肘打ちを食らうのだ。でもけなげにも彼は泣いた例しがない。(当たり前だ)

 

 家を建て直す際、長年同居したのだから、今更野良ゴリにする訳にも行かず、車庫の二階で暮らしていたのだが、どうにも狭く、人が来ると彼の隠れ場所が無く、困っていた。

 

 そこで泣く泣く彼をこの度亡くなったN君の所へ里子に出す事にしたのだ。しかしこの間私はこのゴリ君の事を急に思い出し、そう言えば何処へやったっけ? と、しきりに考えるようになった。

 

 そんな折N君の遺品を整理していたら、何とゴリ君、ここにいたではないか。そうだった、私はゴリ君をN君の所へ養子に出していたのだ。まあ、狭い我が家の車庫の二階で暮らさせるよりも、広いN君の家で育てて貰った方が良かろうと彼に預けた物だ。

 

 しかし結局N君が亡くなって行く所がなくなった。こうなればまた私が面倒を見るしかない。ハイ、そういう訳で10年ぶりに彼は我が家へ舞い戻ってきました。またコーさん辺りに「出戻り!」と虐められそうだが、頑張って堪えてくれ。あの男は悪~いいじめっ子なのだ。

 

 まあ出入り業者にまた肘打ちを食らうかも知れないが、もう十分抵抗力が付いているだろうから、大丈夫だろう。それに家も前の家とは違ってやや広くなったから、お前さんみたいに頭がでかくても邪魔にはなるまい。

 

 ハイ、今度は私がおっ死ぬまで面倒を見ますよ。安心してここで余生を送ってくれ。まあ、機嫌の悪い時は私もエルボー・ドロップをお見舞いするかも知れないが、(ヒドイ)そこは旧知の仲だ。我慢してくれ。

 

 と言う事で、ゴリ君、お帰り~。

 

相変わらず頭のでかいゴリ公。でも目が可愛いよね。

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