お昼を食べた後、相変わらず惰眠を貪っているとピンポ~ンとチャイムが鳴った。約束の時刻に○○村さんが現れた。ひとしきり話して私が持っているレコードでダブっているのを買って貰うべく選定作業に入る。
そしてどれにするか試聴して貰っている間にあげる約束をしていた7号リールの録音済みオープンテープを探しに行く。ところがこれが見つからないのだ。おっかしいなあ。(また始まった)確かこの間納戸を片付けていて見つけたので、直ぐ取り出せるよう手前の方においていた筈なのだが・・・。
だが何度探してみても見つからない。不思議だ。この間のオークションで落札された水墨画講座の本同様、何処かへ消えてしまった。やはり我が家にはブラックホールかバミューダトライアングルが有るのか? (んなもん有る訳ねーだろ。アンタのしまい方や探し方が悪いんだよ)
いくら探しても見つからないので、またこの次来る時までに探しておくと言う事で納得して貰った。さて、そうこうしているうちに○桐さんから電話が入り、仕事の間の時間が出来たので、またレコードを見に来るというのである。
彼はこの間私が推薦してあげたレコードの中で気に入らなかったのがあるから、変えてくれとの事。あのね、本来はお買いあげになったレコードは交換出来ないんだよ。大体がお友達価格で破格のお値段で放出しておるからね。わかってるのかね、その辺のところ、アーン。まあ、宜しい、今度だけは特別に大目に見てあげよう。(また威張る)
と言う訳で○桐さん乱入。あれ、交換して欲しいレコードって2枚じゃなかったの? 確かこの間そう言ってたのに・・・。あれ、サッチモ(ルイ・アームストロング)も有る。これ、気に入らないの? 全くもってジャズの分からんお人じゃなあ。サッチモの良さが分からないなんて。結局○桐さんは2枚だけ交換していって、残りの2枚はこの次にするとの事。あのね、今日推薦したレコードもいいんだけどなあ。みんな修行が足りんよ。耳を鍛えてもっとジャズを分かってくれなくちゃ。
まあ、でもジャズの良さを理解するには時間が掛かる。とっつきにくいジャズは名盤といえど敬遠される。買ってくれるお客さんは大事にしなけりゃならんから、そうそう押しつける訳には行かない。オイラなら少しくらい音が悪くたって名演なら、即買うんだけどなあ。皆さん、どうもオーディオ・マニアの方に寄ってるようで、音が悪いと面白くないらしい。
ま、たまにオイラの家に遊びに来て色んなジャズを聴いて理解を深めておくれ。分からなかった物が分かるようになると、それはそれで嬉しいし、楽しいから。とにかくオーディオも音楽も新しい発見があるのは面白い。そして仲間が集まってワイワイやるのも楽しい。エー、そんな訳で、皆の衆、暇だったら立ち寄って、ダブってるレコードのお買い上げよろしく。(笑)
*オマケ この間からノイズを発生していた片方のアンプの出力管のうちの1本がご臨終を迎えた。もう真っ赤になっている。うーむ、コロナに感染したか、相当な発熱だな、こりゃあ。もう隔離せんと(交換しないと)あきまへんな。そこでフーさんに連絡すると、EL34なら沢山持っているからあげるよと仰る。おお、何と有り難きお言葉。神様のようなお人じゃな。(直ぐゴマをする)ハハー、慎んで頂戴致しまする~。(貰う時ばっかり――エエイ、ウルサイ!))
と言う訳で交換球が来るまでステレオ装置の方は当分聞けません。よって今夜は久しぶりにモノラル装置の方で聴いておりまする。昼からは常連客で賑わっていたけれど、夜一人でじっくりと聴くのがやはり音楽鑑賞の醍醐味ですな。んじゃ、また。