すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

昔のオーディオ雑誌

 久しぶりにヨーさんの所へ遊びに行ったら、懐かしいオーディオ雑誌が置いてあった。何れも私が読んだことがある本ばかりだったが、あまりに懐かしかったので、パラパラとめくっていると、ヨーさんが持って行ってもいいよと仰る。

 

 実はこれらの本は今でも持っているのも有るのだが、探すのが面倒くさいので、戴いてくることにした。帰って来てそれらの発行年を見ると昭和55年とある。と言うことは私が28歳の時だ。あ、と言うことはただ今の私の年齢がばれてしまうな。(とっくにばれているよ)

 

 その頃はオーディオが面白くて、足繁くオーディオ店に通っていたものだ。無論頻繁に通っていても、先立つものが無いから、ただ眺めたり、聴いたりするだけで、とてもおいそれと購入出来るものではなかった。ただいつかはこの中から気に入った機種を見つけて、家で鳴らしたいものだと考えていた。

 

 そういう訳でこの頃は暇さえあればオーディオ店や電気店のハシゴをやった。これは私ばかりでなく、当時のオーディオに興味のある若者なら誰でもそうしたもので、経験のある方ならお分かりだろう。

 

 さて金が無いとなると、毎月毎月オーディオ雑誌を眺めて、あれがいいかな、これがいいかなと思案する。まあ、その頃が一番楽しいのである。買ってしまえば、おいそれと交換出来ないのだから、頭の中で色々想像する。そして想像の音というのは限りなくいい音になって聞こえる。(笑)そして念願の機種購入までこのバラ色の日々は続く。でも購入した途端に思ったほどの音でも無いと、急に現実に戻される。でももう遅いんだよね。予算と妥協して決めたんだから、もの凄くいい音になる筈も無い。(笑)

 

 まあ、そんな訳でこの頃の記事は良く覚えているし、またオーディオ熱の一番盛んだった頃だから、記事も活気があった。当然読んでも面白い。そして今読むとあの頃はな~んも分かっていなかったなとか、評論家の先生によっては製品評もいい加減だったなとか分かって結構楽しめる。(笑)

 

 アナログオーディオ全盛時代だったから、私のような昔者には面白いのかも知れない。でもやっぱりあの頃が一番オーディオが輝いていたのは間違いないと断言出来る。もうあの様な時代に戻ることはないだろう。いい時代を体験出来たと爺になった今、しみじみ思う。

 

戴いてきた昔のオーディオ雑誌。この頃の記事は面白かったなあ。

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