すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

呆れた電話

 夕食を摂っていると電話が鳴った。表示を見てみると非通知設定になっている。こういうのに限って碌な電話じゃないんだよね。(笑) 電話に出ると「もしもし、○○様のお宅ですか?」と丁寧な言葉遣いで話しかけてきた。

 

 「はい、左様ですが」と答えると、以前に私の家のシロアリ駆除と床下換気扇設置をした者だと言う。エー、ここで相手の言うことにいちゃもんを付けるわけではないが、正確に言うと駆除ではなく消毒である。シロアリは床下にいなかったのだから。また床下換気扇設置は余りに値段が高いのでお断りしたのだ。それでもかなり相手の業者は食い下がったが、その手には乗らない。規定の金額で消毒さえして貰えれば良い。

 

 そもそも消毒を頼んだのは風呂場の脱衣所の棚板にシロアリが発生したからなのだが、それは棚板にビニールシートを置いていたために、そこに湯気の湿気が溜まり、外から偶々シロアリがそこに巣くっただけなのだが、大事を取って床下を消毒して貰っただけなのだ。

 

 事前に値段を聞いていたから、消毒自体はそれほど高くはなかったが、案の定、やれ床下換気扇を付けろだの、炭を撒かないかだの、色々と金をふんだくる算段をしてくるので閉口したものだ。しかも工事の際は基礎の一部をドリルで壊されたりして、シロアリの被害より、反ってこちらの方が酷かったくらいだ。(笑)

 

 だがその事はもう何十年も前のことだ。定期点検にしちゃあ間が開きすぎてるよ。(笑) それを言うと施工した会社は潰れて、その事業を引き継いだ者だと言う。あっ、そう、でもそれ何十年も前の話だと言うと、だからまた点検させて欲しいみたいなことを仰る。

 

 何十年も経ってから、思い出したように過去工事をした家の電話番号を調べ、かけてくるなんぞ胡散臭い業者以外の何者でもない。即座にいや~、もう関係ないですよと返事した。相手の会社が潰れていれば尚更だ。しかし、執拗に食い下がってくるので、またもう関係ないからと言うと、突然

「わりゃ、舐めてんのか!」

とまるでゴロツキのような台詞。ああ、やはり馬脚を現しましたね。これじゃあ自らインチキ業者でございと名乗ってるようなものですな、ハイ。私が最初の話し方とエライ違いだねと皮肉を言うと, 我に返ったのか、「時々、モードが変わるんだ」との事。何を言っているのやら。勧誘しようとしている相手にこんな口を利くような業者ではまともな商売はやらないだろう。

 

 もう相手の正体が分かった以上、これ以上話す事はない。まだ何かまくし立てていた相手を無視して、ガチャリと電話を切った。まあ、呆れた電話でした。それにしても相手は私が歳を取っただろうから、ボケて簡単に引っかかるとでも思ったのかねえ。やれやれ(笑)