すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

毒キノコ図鑑(本日も3連発だよ~ん)

 私が持っているキノコ図鑑にも載ってないキノコに最近ちょくちょくお目に掛かるようになったので、「新潟県のきのこ」を買おうと思って調べたら、既に廃刊になっていて、重版予定は無いという。それではと言う訳で中古本を探しに行ったら、何とこれが16,000円だの17,000円、安いのを探しても8,000円もするほどプレミアムがついていた。元の値段は2,000円程度なのにねえ。

 

 フン、そんなお高い本要らないよ~ん。それなら他の本を探してやる~。で、ネットで色々検索していると面白い本に突き当たった。それは「日本の毒きのこ」と言う本である。実はこの本の事は知っていてキノコの展示会などでよく見かけた。毒きのこだけを専門に扱っている本というのは他に例がなく、中々面白いなとその時思った記憶がある。

 

 図らずも今回手に入れたが、期待に違わず、細かい説明がなされていてとても良かった。既に知っているキノコも沢山有るが、改めて読んで、毒キノコには最新の注意が必要と改めて痛感させられた。例えば私なんかアンズタケを毒キノコと承知しながら、今迄平気で食べていたが、筆者は中ったそうで、どうもキノコの毒という奴は人によって中り外れがあるようだ。(笑)

 

 しかし、自分が中らないからと言って、他人が中らないとは限らないので、やはり今後は他人様に毒キノコを出すのは止めにしよう。(オイオイ、今迄は食べさせていたのかい。酷い奴!)また一口に毒キノコと言っても地域によってどうも毒性が違うようなのだ。例えばお馴染みベニテングダケだが、私が良く訪れる妙高笹ヶ峰高原のそれはどうも毒性が強いとの事。この間妙高でお会いしたキノコの先生がそう仰っていた。

 

 また毒キノコの毒性を弱めて食べている人も実際少なくない。まあ、これもキノコに対する知恵なのだが、知らない人がやると致命傷になりかねないので、やらない方が無難だ。別に無理してそのキノコを食べなくても何の不都合も生じないからだ。良く好奇心は身を滅ぼすと言うけれど、ベニテングダケは美味しいそうだから、ちょっとだけ食べてみるかはやらなくていい事なのである。

 

 まあ、ちょっと話がずれてしまったが、この本には昔は可食キノコだった物が今では毒キノコになってしまった物も少なからず載っている。発行が2,009年だから、最新に近い図鑑だ。それだけに大いに役に立つものと思う。オッと、何も私はこの出版社から賄賂を貰ってコマーシャルしている訳ではございませんよ、念のため。(笑)

 

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