今日も朝から寒い。日課のラジオ体操を立ち寄ったウーさんと共にやる。ＮＨＫラジオ体操の第一から第三まで、時間にして10分程だが、体にガタが来ているので。結構疲れる。一人では中々続かないが、一緒にやってくれる人がいれば、案外続くかも？
でもウーさんもオイラも飽きっぽいから、果たして何時まで続くやら。
曇ってはいるが、寒いので何処へも出かける気になれない。郵便局へ荷物を出しに行った後、これといってやる事がないので、次に出す荷物の準備などをしていた。こうなるとウーさんの退屈病が始まる。
「つまらんどー。面白くねーどー。」
「あのね、そんなに毎日毎日面白い事なんて無いの。オメーさん、取り敢えずウチへコーヒー飲みに来て、パソコンゲームで遊んでれば、少しは暇潰しになるでしょうが。」
「んにゃ、こんなの毎日同じだもん。やる事ないから、しょうも無しにやってるだけだよ～ん。」
「それが贅沢だというのだよ。あのね、世の中にはこの時間に一所懸命汗水垂らして働いている人がいるんだよ。それを考えれば暖かい家の中でのうのうとテレビを見たり、ゲームをしたり出来るんだから、この環境に感謝しなくちゃいけないの。」
と寅さんの様に諭す。
だが退屈病に侵されているウーさんは外に出られないと、どうもご不満のようだ。だがこんな寒い時に外へ出るなんて嫌だよ～ん。オイラ、ノメシ病に侵されてるから、動くの面倒くせー。まあ、しかし、生活に変化がないと、確かに退屈を感じる事もある。
こう言うギャー、ギャー言う輩には何か美味いものでも食べさせるに限る。まあ、そうすりゃ取り敢えずおとなしくなるだろう。幸いオークションでゴミを売って、いくらか懐が暖かくなったから、すき焼きでも作ろうかと、昨日肉を買ってきた所だ。そう計画した折に、偶々巡り合わせるとは運のいい御仁じゃ、ウーさんは。
まあ、ウーさんには度々色々食べ物を差し入れして貰ったりしているし、明日はキクイモ掘りの手伝いを頼まねばならん。少しゴマをすっておかんとのう。そこで、
「アー、この梱包が終わったら、お昼の準備をするから手伝ってくんなましょ。」
「え、お昼に何か食べさせてくれるの？」
「あんまり、お前さんがウルサイから、口に何か詰め込めばおとなしくなるだろうと思ってさ。今日のお昼はすき焼きの豪華版だ。」
「おお、ラッキー！ お昼近くまで粘って良かった。」
あのね、ただし、すき焼きと言っても牛ではなく、豚だよ。オイラの行く店はオイラみたいな貧乏人を相手にしているせいか、牛肉を置いてないんだよね。失礼しちゃうけど、確かに貧乏だから、本当は量が食える豚の方が有り難いんだけどね。（情けない奴じゃ）
えー、と言う訳で、真っ昼間からすき焼きを食べるという暴挙？に出た訳でありまして。（笑）すき焼き鍋がグツグツ音を立て始めると、何やら酒も欲しくなってきますが、まさか昼間っから酒を飲むというのもねえ。（笑）
本日金が掛かっているのは大枚はたいて？買った豚肉だけ。あとは貰い物の冷凍したタケノコ、貰い物の冷凍サマツ、冬に採って冷凍しておいたヒラタケ、先日美人林を訪れた時に買った格安のネギと白菜、そして先日安売りのお店で買ったほうれん草、シラタキにあとは卵2個。はい、これで豪華なすき焼きの出来上がりまっせ。
あー、食った、食った。肉大好き人間のウーさんはこれで暫くはおとなしくなるだろう。さーて、腹一杯食べさしてあげたんだから、明日はしっかり働いて貰うベ。良く言うだろう、「働かざる者、食うべからず」ってな。ふふふ、言わば今日のすき焼きは毒饅頭じゃ。食った以上、明日はずぇ～ったいに途中で逃げるのは許さんからね。（あんら～、そう言う罠だったのね、道理で）
写真で見るとあんまり美味そうには見えないけど、まあ肉はぎょうさん入っとるからね。
