昨年倉庫の二階を片付けていた時、私には少し探す楽しみがあった。それは仕事をしていた時、とっておいた本である。少し大きめの箱に推理小説やら時代小説など私好みの本をかなり入れてとって置いて、仕事を辞めて暇が出来たら読み倒そうと思っていた物で有る。
もう一つはアップルのパソコンでマックの初期型か2代目かと思うが、かなり昔のマックを2台ばかりとっておいたのだ。今ではこれらのパソコンはプレミアム価値が付いているので、ネットオークションで売ればかなりの額になるのではないかと、片付けながら一人ほくそ笑んでいたのである。
ところが片付けども片付けどもその物は出て来ない。あれー、おかしい。そ、そんなはずは無いのだが・・・。だが結局どちらも出て来なかった。パソコンの方はひょっとして一階の方に移したのかも知れないし、もしかして古いパソコンを大量に始末する時に、やっぱり要らないやと思い、廃棄したのかも知れない。しかし本の方は断じて始末してない。くそー、老後の楽しみにしていたのに、一体何処へ行ってしまったんだろう? ひょっとして倉庫の二階にもバミューダ・トライアングルが出来たか?(またそれか)
しょうがないから最近は昔読んだ本をまた読み返しているが、やはり二度目となると些か面白みに欠ける。あーあ、突然見つかったとか、こんな所にあったかなどと、私を驚かせても構わないから、出てきてくれないかなあ。今ならコロナ禍で何処へも行けないから、本を読むには絶好の機会なんだけどなあ。