すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

ベスト・マッチ

 新しい管球プリアンプを導入してからどうもミーさんには受けが悪い。つまり音の角が丸まって、ジャズが生き生きと聞こえてこないと言うのだ。まあ、確かに少し力感がなくなったのと、彼が言うように所謂エッジが立たなくなってジャズらしい迫力が少し薄らいだようだ。まあヴォーカルなんか悪くないんだけどなあ。

 

 そこで今日は暇だったので、まずカートリッジの付け替えをやった。今迄オルトフォンのSPU-GEを付けていたのを外し、代わりにモノラル・カートリッジのオルトフォンCG25Dを付ける。これでモノラル盤を掛けてみる。おお、力感が増し、張りのある音になった。これぞジャズ・サウンド。うむ、狙い通りじゃ。

 

 さて今度は今迄試してなかったウェスタンの9Aカートリッジで新しいアンプを聴いてみる。9Aは以前のトランジスター・プリではややキツくなる傾向があったが、今度はどうか? なおこの9Aにはステレオ針を付けてある。結果はこれもOK。ふふふ、拙者の狙いに狂いはないぞよ。(まーた、偶々上手く行っただけなのに)

 

 ただ9Aは何せ針圧が重い。アームの後ろにおもりを乗せて幾分針圧の軽減を図ってはいるが、それでも針圧14gだ。尋常の重さではない。余り大事なレコードを掛けると、9Aの足跡が付いてしまう。それで今日はまあどうでもいい盤を中心に掛けたが、これが結構良かった。特に八城一夫トリオによる「ピアノ・ムード・ワイド・スペシャル」と銘打ったイージー・リスニングミュージックは良かった。彼がジャズピアニストだけに単なるムード・ピアノになっていない。それでいて肩肘張らずに聴ける。他人様から戴いたレコードではあるが儲かっちゃった。

 

9Aカートリッジが新しい管球プリアンプにベストマッチになった。

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只で戴いたレコードだから、どんなに針圧を掛けようとへっちゃらだよ~ん。

オマケに内容は良かったし、これぞお買い得レコード。(買ってないじゃん)

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 9Aは反ったレコードやゴミに弱く、直ぐに針飛びを起こす。まあモノラル針で針圧をがっちり掛ければ、余りその様な心配は無いのだが、今度はレコードの方がね。(笑)ともあれ2台のプレイヤー、5本のアームを駆使しているので、結構自分好みの音が聴ける。漸く音のことであれこれ悩む必要はなさそうです。(ホントかな?)