すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

ヨットを取りに栃木市へ(長いよ~ん)

 マーさんからオークションで競り落としたヨットを受け取るのに一緒に栃木市まで行ってくれないかと頼まれた、昨年の4月、やはり私がフーさんからアンプとスピーカーを受け取るのにマーさんに一緒に行って貰ったことが有る。そんな義理があるから、あ、ここはどうにも断れめえ。(別に歌舞伎調にならなくていいのに)

 

 まあ、落札したヨットはディンギーと呼ばれる所謂小型のヨット。しかも初心者向けと言うことで然程大きくないそうだ。でもそれでもヨットだ。それなりの長さがあるので、2トン車の通常サイズでは納まらないので、ロングボディーをレンタルした。

 

 朝7時にマーさんが迎えに来てくれて出発。六日町から高速に乗ることにしているので、最初は私が運転した。ところがこの車、ショックアブソーバーかスプリングがへたっているのかも知れないが、道路のがたつきの衝撃がもろにハンドルに来る。しっかりハンドルを握ってないと操縦を誤る。狭い道など緊張感たっぷりでーす。(笑)運転しながらゆっくりコーヒーなんぞ飲んでいられない。

 

 それでもガタガタにも慣れ、高速に乗り、谷川岳サービスエリアで一服し、運転手交代です。高速道路は道路が余り傷んでないし、幅員も十分だから安心して飛ばせます。こうなるとトラックの方が速度感を乗用車なんかと違って余り感じないから、反って運転が楽なんだよね。

 

 太田強戸パーキングエリアに寄って一服です。ここは上下線共通のPAで食堂も土産物売り場もあり、駐車場も広くて中々いい所です。マーさんは土産物を物色して色々買ったようです。え、オイラ?オイラはお金無いから買わないよ~ん。(ケチ!)

 

ここは地元オリジナルの変わったお菓子が沢山有る。(笑)

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 はい、予定通り10時半頃現地近くに着きました。所が栃木市は「蔵の町」と異名を取るだけ有って、大通りから一歩路地へ入り込むと道路の狭いのなんのって。やたら一方通行も多い。このためナビが左折せよと命じた地点で左折出来ず、その橋さえ渡ればゴールだったのに止む無く通過です。ロングボディーが裏目に出ました。(涙)

 

おお、鯉のぼりの大安売りじゃ。(笑)ゴールは近いぞ。

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とにかく道が狭いんだよね~。(笑)この先の橋を渡れず、大迂回。30分もタイムロスになってしまった。

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 焦ったマーさんは遮二無二小路へ車を突っ込む。だがそこは行き止まり。しょうがないから右折すると益々道幅がない。もう泥沼ですな。(笑)アヒー、サイドミラー、こすってるよ~ん。かろうじて狭小道路突破直前になってT字路に突き当たる。どうもここは左折しかしちゃ駄目なようなのだが、それでは車は回れない。右折なら回れそうだし、しかも大通りに出る。車が入ってこないのを見計らって、オイラはマーさんに右折せよの号令。ま、臨機応変てもんですな。(オイオイ、そんな事していいの?)

 

 大きく迂回して大通りに出る。この間マーさんは出品者さんと連絡して自分の位置を確かめる。そして大通りから目的地に入る道を発見。なんとかゴールとなりました。着いた所は遊覧船の船着き場。ここでヨットの受け渡しをするのかと思いきや然に非ず。どうも向こうもこちらと同じく積み込むのに助っ人を頼んでいたらしく、その方は遊覧船の船頭さんをしていたのでここを集合場所としていたようです。

 

予定ではここでついでに遊覧船に乗る予定。

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 で、その船頭さんと出品者さんと一緒の車に乗って私達の車の先導役を務めてくれます。ここでマーさん、先ほどまでの路地の運転にうんざりしたのか、私に運転をバトンタッチ。エー、オイラだって嫌だよ~ん。でも頼まれればしょうがないか。

 

 幸い通って行った道路はそんなに狭くなかったので安心しました。ヨットが置いてある所は駐車場の一角だったので、それなら最初からここを落ち合い場所にしてくれれば良かったのに。でもまあ無事に積み込み完了。出品者さんはヨットの台車もサービスに付けてくれました。有り難や、有り難や。2tのロングで取りに来て正解でした。

 

 さてまだ時間に余裕があったので、当初の計画通り船着き場に戻り、遊覧船に乗ることにします。遊覧船は人気で30分おきに運行していますが、12時のものが既に満員でしたので、止む無く12時半からの船に乗船します。それまで船着き場の回りを散策します。

 

どうもこの市は歌麿とも関係が有るようで、浮世絵の押し絵みたいな物が3点壁に掛けてありました。中々綺麗です。

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11時半に出発した船が帰って来ました。おお、絵になりますなあ。

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舟乗り場周辺。塀にこの遊覧船のイベントの写真が貼られています。尚この遊覧船は地元のNPO法人、「蔵の町遊覧船」によって運営されているようです。

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これはその一つ。秋に行われる花魁道中。

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同じく夏の燈篭祭り。風情がありますなあ。

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この蔵屋敷一体は約4,000坪もあり、全て地元の豪商だった塚田氏の所有で、塚田氏はこの巴波川(うずまがわ)の水運を利用して木材を江戸に売り、帰りに江戸の物産を持ち帰って売り、大いに財を成しました。なおこの辺りはTVドラマの「JINー仁」など多くのロケに使われたそうです。江戸の風情が残っていますものね。

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愈々私達の番です。みんなの威勢のいいかけ声とともに出発です。

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船頭さんは先ほどヨットを車に乗せるのを手伝ってくれた方。見よ、この凜々しい姿を。かっこええなあ。

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さて上流と下流を往復すること約20分。間もなくゴール。ここが船着き場です。ここへ来るまでに船頭さんが色々と解説して下さり、最後に地元の民謡、栃木河岸船頭歌を歌ってくれます。尚歌詞は15番くらいまであるそうですが、2番くらいまでしか覚えちゃいないとのこと。(笑)また栃木河岸とはこの巴波川左岸(東岸)のことをこう呼んでいたそうです。安政10年には10件の船積み問屋があったとのこと。盛況だったんですね。

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 美術館や歴史館などもあり、もっと見物したかった所ですが時間が有りません。またの来訪を楽しみにして帰路に就きます。あ、そうそう、肝心のヨットの写真が有りませんでしたね。これがそうです。撮り忘れたので帰りに太田強戸PAでお昼を食べるついでに写真に収めました。

 

マーさんはヨットが心配な物だから、ちゃんとトラックに結わえられているか点検します。オイラががっちり縛ったから大丈夫だっちゅうに。

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休憩に赤城高原SAに寄ったら裏の花壇が綺麗なので思わずパチリ。

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ここからの雪を被った谷川岳の姿も素晴らしい。八重桜が景色に彩りを添えます。

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帰りの車の中からその谷川岳の雄姿を撮りました。頂上の「オキの耳」「トマの耳」もしっかり見えます。

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 と言う訳で大分年季の入ったトラックではありましたが無事に帰ってきました。(笑)緊張して運転したせいか、体のあちこちが痛いじょー。その晩は言うまでも無くバタン、キューでした。(笑)