すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

キノコ再発見教室

 市立博物館で開催されたキノコ再発見教室へ久しぶりに行ってきた。展示されているキノコは必ずしも採ってきたばかりの物ではなかったため、幾分かひからび気味の物も有ったが、人手の少ない中良く集めた物だと思う。

 今採集出来るもを中心に集めたせいかイグチ類などの夏キノコの展示は少なかったが、大いに参考になった。フウセンタケ類のキノコは見分けるのが難しいこと、きのこの調理の仕方が最近では昔のように手を掛けて調理しなくなったため、中毒が多くなっていることなどである。確かに最近は従来毒キノコでなかった物が毒キノコ指定されているのは、中毒患者がそのキノコにより発生が多くなったからであろう。だが十分に加熱しなかったり、塩蔵するのを怠ったり、或いは水にさらさなかったり、乾燥が不十分だったりと、調理する側のやり方が拙い点も無視出来ない。

 昔のお年寄りのやり方にまだるっこさを感じ、食べ方が簡便になってその結果中毒してしまう事が有るようだ。昔の人の生活の知恵は大した物だったので有る。調理の仕方が拙いのに下痢や嘔吐をしたりして、その結果要注意キノコや毒キノコ指定されたのではキノコも堪ったもんじゃない。

 自らの体験を交え、熱心に解説して下さったT鑑定員さんには御礼を申し上げたい。雨模様だったので訪れる人の出足がイマイチだったが、見学している時、地元の新聞社からインタビューされることも有り、何やら恥ずかしかった。

 ともあれ開催する方は大変だろうがキノコ中毒防止の点からも、キノコハンターのためにも続けて欲しい教室だった。