すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

涼みに行くか

 漸く新潟県も梅雨明け宣言をした。これからは当分晴れの日も続きそう。ただその分毎日暑い思いをしなければならないが、蒸し暑さは無いから、朝晩は凌ぎやすくなりそうだ。

 とは言っても日中は非常に暑い。そこで事務仕事を終えたのでキノコを探しがてら旧板倉町の光が原高原へ逃げる事にした。ここは嘗てはどっさりとアメリカウラベニイロガワリが採れた所なのだが、近年はさっぱりで今日もあわよくばという程度で、キノコに関しては余り期待をしないで出掛けた。

 現地が近づくにつれて山に雲がかかっているのが分かる。ガス雨でも降っていなければ良いが・・・・。果たして現地へ着くと雨こそ降っていなかったがガスが掛かっていて周辺はよく見えない。やっぱりねえ。その代わり気温は低く、下界が29度なのにここは21度だ。非常に涼しい。下界から脱出した意義は有った。

涼しいんだけどガスで何にも見えん。

展望台の周囲もご覧の通り。

信越トレイルの拠点、グリーンパル光原荘

小学生達がキャンプに来ていたのか、歓声が聞こえてきたキャンプ場周辺。

いつものキノコ達は何処へやら。碌なキノコが出ていない。いや、それすら
も出ていない。これはツルタケ?

何だべ?エセオリミキでもなさそうだし。

この高原は花もないんだねえ。数日前に行った大厳寺高原とは大違い。
ホタルブクロなんて下界でも見られるよねえ。

嘗て牧場が有った光が原高原も今じゃ寂れてご覧の通り。
その当時の施設が寂しそうに建っている。

 しかしここへ来て地元の有志達がまた光が原高原に人を呼ぼうと様々な企画をしているそうだ。その一つがコオニユリの花畑だ。数日前の新聞に紹介されていた。そこで折角来たのだから、どんな物か見て行く事にした。

 ご覧のような看板があちこちに立っているのだが中々目的の場所に着かない。道も舗装されていないので最初は歩いて行ったのだが、時間が掛かりそうなのでまた戻って車で行った。なお看板はオニユリとなっているが、コオニユリで有る。オニユリコオニユリより花が大きいし、ムカゴが茎に付いている。

そこら中にこの看板が立っているが、肝心の花は中々見えてこない。

漸くコオニユリ様に出会えました。でもどうって事ない花ですよね。

草むらの中のコオニユリ群生。

 草むらの中に刈り払いした道があってコオニユリを見学出来るコースが作られてあった。しかしわざわざ廻ってみるほどの事は無く、道端のコオニユリで十分である。第一草むらの中に生えているので花が全然映えない。元々ヤマユリなどと違って色も地味だし、花も小振りなので尚更だ。

 折角観光客を呼ぼうと思った所でこれではあまりにもお粗末であろう。ここは思い切って花の生えている所一体を全部刈って整備し直す事だ。そしてコオニユリだけでは無く、ヤマユリなど他の花も植えて、ここへ来れば涼しい上に綺麗な夏の花を見る事の出来る場所にする事が良いと思う。これではちょっと中途半端でお世辞にも人を呼べるような環境になっていない。

 折角嘗ての観光資源を蘇らせようとするならば、もうちょっと気の利いたアイデアを出して欲しかった。無論アイデアコオニユリだけでは無いだろうが、この企画を考えれば他の企画も推して知るべしに違いない。

 町の有志が光が原高原を再生しようとしているのなら市も大いに協力してやって欲しい。私も嘗ての賑わいが欲しい。でもあんまり押しかけられても困るんだ。人の多い所はホントはオイラ苦手だからね、エヘヘ。