すかんぴんのブログ「今日もヒマだぁ~」

暇を持て余して、お山、お絵かき、蕎麦打ち、山菜採り、キノコ採り、音楽鑑賞、オーディオ、パソコンと、あれこれ手を出し、もがいているジジイのページです。

オオワライタケ

 雨が降り、少し涼しくなったので、ハタケシメジはんでも出ていませんやろかと、キノコの森(私が勝手に名付けた)に行ってみたが、やはりまだ早かったと見えて、ぜ~んぜん収穫無し。まあ、年々このポイントは発生が少なくなって来ているから、今年も余り期待出来ないだろう。新たなポイントが見つかればいいのだが・・・・。

 

 何か面白いキノコは出てないかなーと、探しながら歩くと、道の端に真っ黄色い大きなキノコを発見。そう言えば毎年この辺りに出るなあと思い、写真を撮った。オオワライタケで有る。それにしてもご立派なキノコで、美味そう。でも皆さんご存じの通り、名前から連想出来ますよね。はい、毒キノコです。

 

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オオワライタケ様のおでましだよ~ん。クソー、コイツが食えりゃあなあ。

 

 断っておきますが、オオワライタケとワライタケは全然種類が違います。前者はフウセンタケ科、後者はヒトヨタケ科です。見た目も全然違って、ワライタケは馬糞などに生え、細く小さく、頼りなげなキノコです。でもやっぱり毒です。(笑)

 

 近年買ったキノコの本の解説に幻覚性の中毒を起こす毒キノコで有るが、余り中毒したという話を聞かない。それもそのはず、口がひん曲がる位苦いと書いてあった。で、更に読むと採れ立ての奴をたっぷりの水で3回ゆでこぼしても苦みが取れないので、更にたっぷりの冷水につけたまま冷蔵庫に入れ、毎日水を取り替える事10日間。それを醤油と味醂、酒で煮て、仕上げにマツタケの香りの元を垂らして佃煮にするのだという。

 

 これをその本の著者にマツタケの佃煮と称してプレゼントしたんだそうな。貰った方は言われてみなければ全く分からず、抜群の歯切れの良さだったそうな。でもねえ、マツタケをわざわざ佃煮にする人っているか? それはともかく、確かに食感は良さそうに見える事だけは確かだ。以上永岡書店刊、小宮山勝司著、「きのこ」からの抜粋でした。

 

 まあ、こんな事はやらないようにと書かれてはいるんだけど、誘っているようにも感じられる? まあ毒キノコを食べてみたいと言う人は実際にいますからね。ベニテングタケなんてイボテン酸と言う旨味成分が含まれているので、毒性は弱いし、チャレンジする人は少なからずいる。(ちなみにオイラは食べた事ありましぇ~ん)

 

 でも例え美味しくても、毒性は抜けても、アタシャこんな面倒をしてまでも食べたくは有りません。だってノメシコキだも~ん。こう言う事をする人は茶目っ気が有って、冒険心が有って、マメな人なんだろうな、きっと。

 

 ともあれ、ことしもまたオオワライタケを発見して、何かうきうきした気分になりました。キノコって面白いなあ。