表題の雑誌はいずれも嘗て私が購読していた雑誌である。そのいずれも今は購読していない。何故か？ 簡単に言ってしまえば読む必要がなくなったからである。いや、その内二誌は廃刊になったのだから、読みたくても読めない。（笑）
音楽雑誌は「スイングジャーナル」でジャズの雑誌である。これなんか長いこと読んでいたのであるが、ハッキリ言って新盤紹介が面白くなくなったし、企画も同じ様なことの繰り返しなので止めた。最近のジャズがつまらなくなってきていたので尚更である。新しいジャズが面白くなければ、古いバックナンバーを読めば事足りるから、読む必要は無い。
私みたいな事を考えるファンが多いのか、結局この雑誌は売り上げ部数が落ち、休刊に追い込まれた。ジャズ雑誌では老舗で発行部数も多かっただけに些か衝撃的だったが、会社の屋台が大きいとジャズの専門誌みたいな物は生き残るのが容易でないのだろう。
パソコン雑誌は「PCJapan」という雑誌でこれは大いに気に入っていたのだが、発行元のソフトバンクがパソコン雑誌に見切りを付けて廃刊にしたのだ。これはちょっと残念だった。これは最初に購読したやはり同社発行の「Oh！ PC」と言う９８専門誌以来読んできていた雑誌だけに愛着があった。
しかし同社の言い分によるとパソコン解説はネットが発達してきてから、そちらで事足りるだろうと言うことだったらしい。しかしどちらかと言うとスマホが発達してきて、そちらにウェイトを移すのが本音だったようだ。事実パソコン雑誌を発行していた会社は軒並みそちらに移行し、今ではパソコン雑誌は数える程になった。まあ、私自身も確かにネットで調べることが多くなったから、パソコン雑誌は必要なくなった。でもまさかの時と思って在庫していたバックナンバーも全て昨夏納戸を整理した際廃棄した。
オーディオ雑誌は色々と買った。「ステレオサウンド」「オーディオ」「ステレオ」「FMファン」別冊などである。しかしいずれもCD登場以降その内容がつまらなくなってきたので購読を止めた。私の私用している機器が古いから尚更新しい機器の紹介記事に興味が無くなったのである。だから今や買うにしても「管球王国」みたいなビンテージ製品を扱った雑誌に興味が行く。
今あげた雑誌は昔は私の商売柄いくらでも古雑誌として手に入った。（笑）お高い「ステレオサウンド」も束になって手に入るのだから、これは有難かった。で、結構昔の物は在庫していた事も有った。だがいくらでも手に入ると言うことは、それだけゴミが増えることでもある。（笑）どこかで見切りを付けるべく、結局最後は処分することになってしまう。そんな訳でどうしてもこれだけは残しておきたいと思う物を残して、残りは処分した。
だがたまには見てみたいと思うのは道楽人の性であろう。で、セーさん、ヨーさん辺りにたまにこれはと思う物を借りてきて読むのだが、やっぱり期待外れが多い。オーディオ機器は近年オーディオがめっきり廃れたので、やたら高額な物が多いから、興味を示す以前に買う気が無くなってしまう。（笑）で、結局古い在庫の本を引っ張り出してきては読んでいる始末である。
嘗ては毎月届くのを楽しみにしていたこれらの雑誌であるが、ちっとも興味が無くなった。まあ値段が高くなったのも有るが。（笑）今ではこれららの雑誌の代わりにネットでこれらに関した面白い記事を探す毎日である。でもこれらの本を読んでいた頃は仕事が忙しくてしょうがなかったのに、よく読んでいた暇があったなと今では感心する。まあ、それだけ熱くなっていたと言うことでしょう。若いっていいなあ。
