遂にと言うかとうとうと言うか、恐れていた事がやって来た。それは私のブログを見て我が家を訪問したいという方が現れる事である。その方は何と私と同じようにオーディオをやっていて、しかもウチから車で40分程のところにお住まいの方である。まあ、別に敢えて断る理由も無いのでお引き受けしたが、内心はドキドキである。
第一に私は長年独身で通してきたから、部屋の中はいつも乱雑極まりない。その事は我が家を訪れる者なら皆承知の事実である。(今のうちから予防線を張っておくのかい？）第二に肝心のオーディオ装置である。ウチの装置は皆古い。まあ、その古い装置の方が私好みの音を出してくれるので、自分は満足しているのだが、訪問される方のオーディオ装置を拝見すると、皆私よりずっと新しい物を使っておられて、しかも繊細な音の聴き方をなされる人のようである。そして聴く音楽ジャンルはクラシック主体で多分ステレオ音源の物がほとんどであろう。
ところがウチと来たらジャズなどと言うヤクザな音楽だし、(笑)掛けているレコードはステレオよりモノラルの方が多いという始末だ。これにSPレコードも有るから古色蒼然というものだ。果たして気に入って戴けるか甚だ自信が無い。おまけに聴き方もいい加減だし。(笑)しかもその方は51歳と私と一回り半も違う年齢だ。人は年齢差が一回りくらいまでならつきあえると言うが、この場合は5割増しである。果たしてちゃんと話が合うかどうか自信が無い。
とは言え同じ趣味仲間。まあ、なんとかなるでしょう。しかもそのお方は嘗て当市に住んで居られたとの事。言わば里帰りするような物だから、何とか当市柏崎市の話なんか持ち出して無理矢理話を合わせよう。(それを付け焼き刃って言うんだよ）
それにしてもこんなお若い方がオーディオや音楽に興味を持って戴いているとは有難い事である。昨今はすっかり音楽文化が廃れてしまった感があるが、まだこう言う方がいると救われた気分になる。是非こう言った方達に音楽文化を伝承していって貰いたいものですね。
